身代有り付く
ことわざ「身代有り付く」(しんだいありつく)の意味・読み方を解説します。
身代有り付く
しんだいありつく
| 言葉 | 身代有り付く |
|---|---|
| 読み方 | しんだいありつく |
| 意味 | 武家などの主君に家来として雇われ、俸禄(給料として与えられる米や金)をもらう身分になること(これを仕官という)。武士に限らず、勤め口が見つかって働きに出ることにも広げて言った。
「身代」はここでは、その人の立場や身分のこと(財産や暮らし向きの意味もある)。「有り付く」は、望んでいたものがやっと手に入る、身の落ち着き先が定まるの意。江戸時代の書物に出てくる古風な表現。 「身代済む(しんだいすむ)」「身代取り組む(しんだいとりくむ)」も同じ意味で、「身代取り組む」は、仕官の口を探し求める意でも使われた。仕官して受ける給料で暮らす意の句には禄を食むがある。 |
| 例文 | 長く浪人暮らしをしていた兄も、知り合いの口ききで、ようやく隣の藩に身代有り付く運びとなった。 |
| 場面 | 給料・俸禄 / 仕事 |
| 使用漢字 | 身 / 代 / 有 / 付 |
「身」を含むことわざ
- 垢も身のうち(あかもみのうち)
- 悪事身に返る(あくじみにかえる)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 朝に紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり(あしたにこうがんありてゆうべにははっこつとなれるみなり)
- 明日知らぬ身(あすしらぬみ)
- 明日は我が身(あすはわがみ)
- 明日をも知れぬ身(あすをもしれぬみ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 生き身に餌食(いきみにえじき)
「代」を含むことわざ
- 青海苔貰うた代わりに太々神楽を打つ(あおのりもろうたかわりにだいだいかぐらをうつ)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 猪も七代目には豕になる(いのししもしちだいめにはいのこになる)
- 陰徳は末代の宝(いんとくはまつだいのたから)
- 蛆虫も一代(うじむしもいちだい)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 女三人あれば身代が潰れる(おんなさんにんあればしんだいがつぶれる)
- 口に地代は出ない(くちにじだいはでない)
- 算術者の不身代(さんじゅつしゃのふしんだい)
「有」を含むことわざ
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有り体に言う(ありていにいう)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有る手からこぼれる(あるてからこぼれる)
- 有る時は米の飯(あるときはこめのめし)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
