算術者の不身代
ことわざ「算術者の不身代」の意味・読み方を解説します。
算術者の不身代
さんじゅつしゃのふしんだい
| 言葉 | 算術者の不身代 |
|---|---|
| 読み方 | さんじゅつしゃのふしんだい |
| 意味 | 職業で身につけた知恵や技が、その人の暮らしまで上手に整えてくれるとは決まっていないことを、たとえて述べた句。仕事の中身と、ふだんの生活ぶりが食い違う場合に使う。
算術(数の計算)を教える先生は、勘定ならお手のもののはずなのに、我が家のお金の出し入れは下手で、財産も持てずに貧しく暮らしている、との意から。なお「不身代」は、身代(家の財産)が無く、暮らしに困ること。 専門家がかえって自分の身のまわりには気が回らないさまを言う句には、医者の不養生・学者の不身持ち・易者、身の上知らずもある。 |
| 例文 | 経理部で働く叔父が、自分の家計簿はいつも赤字だと苦笑いするのを聞いて、母は「算術者の不身代ね」とからかった。 |
| 場面 | 貧乏・貧しい / 仕事 |
| 使用漢字 | 算 / 術 / 者 / 不 / 身 / 代 |
「算」を含むことわざ
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 計算に入れる(けいさんにいれる)
- 御破算にする(ごはさんにする)
- 御破算になる(ごはさんになる)
- 採算が取れる(さいさんがとれる)
- 算用あって銭足らず(さんようあってぜにたらず)
- 算を乱す(さんをみだす)
- 算盤が合う(そろばんがあう)
- 算盤高い(そろばんだかい)
- 算盤で錠が開く(そろばんでじょうがあく)
「術」を含むことわざ
- 医は仁術(いはじんじゅつ)
- 芸術は長く、人生は短し(げいじゅつはながく、じんせいはみじかし)
- 算術者の不身代(さんじゅつしゃのふしんだい)
- 術中に陥る(じゅっちゅうにおちいる)
「者」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
「不」を含むことわざ
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 一抹の不安(いちまつのふあん)
- 一生の不作(いっしょうのふさく)
- 後ろ弁天、前不動(うしろべんてん、まえふどう)
- 淵中の魚を知る者は不祥なり(えんちゅうのうおをしるものはふしょうなり)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 親に先立つは不孝(おやにさきだつはふこう)
「身」を含むことわざ
- 垢も身のうち(あかもみのうち)
- 悪事身に返る(あくじみにかえる)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 朝に紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり(あしたにこうがんありてゆうべにははっこつとなれるみなり)
- 明日知らぬ身(あすしらぬみ)
- 明日は我が身(あすはわがみ)
- 明日をも知れぬ身(あすをもしれぬみ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 生き身に餌食(いきみにえじき)
