上医は国を医す
ことわざ「上医は国を医す」の意味・読み方・異形などを解説します。
上医は国を医す
じょういはくにをいやす
| 言葉 | 上医は国を医す |
|---|---|
| 読み方 | じょういはくにをいやす |
| 意味 | 腕のすぐれた医者が本当に手当てすべきなのは、戦争や世の中に広まった悪い習わしといった、国全体がかかっている病のほうであり、一人ひとりの体を診るのは二番めの務めだ、ということ。
見出しの「上医」は、診立てや治療の腕がとりわけ優れた医者。「医す」は病を治すことで、「いやす」のほかに「いす」とも読む。 春秋時代を中心に各国の歴史を国ごとにまとめた『国語』の晋語に出てくる話がもと。晋の君主の平公が病気になり、秦の国から医和という医者が診察に来た。医和は、病のもとは君主が楽しみにおぼれたことにあり、それをいさめなかった重臣の趙文子(ちょうぶんし)にも責任があると告げた。文子が「医術は国のことにまで及ぶのか」と問い返すと、医和は、最も優れた医者は国を治し、人の病気を診ることはそれに続くもので、それがもともと医者の役目なのだと答えたとされる。この句を四字熟語の形にしたものに上医医国がある。 |
| 例文 | 「昔から上医は国を医すと言う」と、医学部の恩師は、患者を診るだけでなく世の中の悪いしくみを正す人になれと私たちを励ました。 |
| 出典 | 『国語』晋語八 |
| 異形 | 上医は国を医す(じょういはくにをいす) |
| 場面 | 医者 / 政治 |
| 使用漢字 | 上 / 医 / 国 |
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
「医」を含むことわざ
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者の只今(いしゃのただいま)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 医は仁術(いはじんじゅつ)
