国に入ってはまず禁を問え
ことわざ「国に入ってはまず禁を問え」の意味・読み方・異形などを解説します。
国に入ってはまず禁を問え
くににいってはまずきんをとえ
| 言葉 | 国に入ってはまず禁を問え |
|---|---|
| 読み方 | くににいってはまずきんをとえ |
| 意味 | 初めて訪れる国や土地では、何よりも先に、その地で禁じられている事柄を尋ねて確かめ、それを破らないように過ごせと戒める言葉。
よその土地では、自分の慣れたやり方をそのまま持ちこまず、そこの決まりに合わせて振る舞う心がけを説いている。 「禁」は、法などで禁じられた行いのこと。『孟子』梁恵王下で、孟子が斉の宣王に向かい、自分は初めてこの国の境に着いたとき、国でいちばん重い禁止の決まりを尋ねてから中に入ったと語った話に基づく。似た教えの句に郷に入っては郷に従え・その国に入ればその俗に従うがあり、同じ趣旨の四字熟語に入境問禁がある。 |
| 例文 | 留学先の町に着いた日、国に入ってはまず禁を問えと思い、寮の決まりやごみの出し方を真っ先に確かめた。 |
| 出典 | 『孟子』梁恵王下 |
| 異形 | 国に入ってはまずその法を聞く(くににいってはまずそのほうをきく) |
| 場面 | 戒めの言葉 / 風習 |
| 使用漢字 | 国 / 入 / 禁 / 問 / 法 / 聞 |
「国」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 江戸は諸国の入り込み(えどはしょこくのいりごみ)
- 華胥の国に遊ぶ(かしょのくににあそぶ)
- 国に盗人、家に鼠(くににぬすびと、いえにねずみ)
- 国乱れて忠臣見る(くにみだれてちゅうしんあらわる)
- 国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
- 傾国(けいこく)
- 国手(こくしゅ)
「入」を含むことわざ
- 間に入る(あいだにはいる)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 赤を入れる(あかをいれる)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 足を入れる(あしをいれる)
- 頭に入れる(あたまにいれる)
- 新しき葡萄酒は新しき革袋に入れよ(あたらしきぶどうしゅはあたらしきかわぶくろにいれよ)
- 穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
「禁」を含むことわざ
- 禁じ得ない(きんじえない)
- 禁断の木の実(きんだんのこのみ)
- 国に入ってはまず禁を問え(くににいってはまずきんをとえ)
「問」を含むことわざ
- 言うと行うとは別問題である(いうとおこなうとはべつもんだいである)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 老いの学問(おいのがくもん)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 下問を恥じず(かもんをはじず)
- 学問なき経験は経験なき学問に勝る(がくもんなきけいけんはけいけんなきがくもんにまさる)
- 学問に王道なし(がくもんにおうどうなし)
「法」を含むことわざ
- 悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり)
- 命は法の宝(いのちはほうのたから)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 固まり法華に徒党門徒(かたまりぼっけにととうもんと)
- 聞き取り法問(ききとりほうもん)
- 聞くは法楽(きくはほうらく)
- 機に因りて法を説け(きによりてほうをとけ)
- 行儀作法が人を作る(ぎょうぎさほうがひとをつくる)
- 外法成就の者は子孫に伝わらず(げほうじょうじゅのものはしそんにつたわらず)
- 外法の下り坂(げほうのくだりざか)
