聞き取り法問
ことわざ「聞き取り法問」の意味・読み方・異形などを解説します。
聞き取り法問
ききとりほうもん
| 言葉 | 聞き取り法問 |
|---|---|
| 読み方 | ききとりほうもん |
| 意味 | ほかの人から聞いただけの考えを、まるで自分で考えた説だという顔で人前で述べること。
修行を重ねて仏の道をきちんと身につけることをせず、人の話を耳で覚えただけの知識を頼りに仏法の問答に臨むことが、もともとの意味。初めはおもに僧について使われ、のちに広く受け売りをさす言葉になった。 「法問」は、仏の教えについての問いと答えのこと。「聞き取り傍聞」(「傍聞」は「ぼうもん」と読む)ともいう。口耳の学も、これとよく似たことを表す。 |
| 例文 | 講演会で耳にした話を、自分が調べた成果のように会議で披露するのは、まさに聞き取り法問だ。 |
| 異形 | 聞き取り傍聞(ききとりぼうもん) |
| 場面 | 勉強・勉学 / 知っているふり |
| 使用漢字 | 聞 / 取 / 法 / 問 / 傍 |
「聞」を含むことわざ
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 言わぬことは聞こえぬ(いわぬことはきこえぬ)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 音に聞く(おとにきく)
- 片口聞いて公事を分くるな(かたくちきいてくじをわくるな)
- 聞いた事は聞き捨て(きいたことはききすて)
- 聞いた百文より見た一文(きいたひゃくもんよりみたいちもん)
- 聞いて呆れる(きいてあきれる)
「取」を含むことわざ
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
「法」を含むことわざ
- 悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり)
- 命は法の宝(いのちはほうのたから)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 固まり法華に徒党門徒(かたまりぼっけにととうもんと)
- 聞くは法楽(きくはほうらく)
- 機に因りて法を説け(きによりてほうをとけ)
- 外法成就の者は子孫に伝わらず(げほうじょうじゅのものはしそんにつたわらず)
- 外法の下り坂(げほうのくだりざか)
- 弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)
- 弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)
「問」を含むことわざ
- 言うと行うとは別問題である(いうとおこなうとはべつもんだいである)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 老いの学問(おいのがくもん)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 下問を恥じず(かもんをはじず)
- 学問なき経験は経験なき学問に勝る(がくもんなきけいけんはけいけんなきがくもんにまさる)
- 学問に王道なし(がくもんにおうどうなし)
「傍」を含むことわざ
- 傍らに人無きが如し(かたわらにひとなきがごとし)
- 聞き取り傍聞(ききとりぼうもん)
- 傍杖を食う(そばづえをくう)
- 路傍の人(ろぼうのひと)
