「法律」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 32 件
「法律」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全32件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり)
たとえ悪い法律であっても、廃止されるまではその法に従わなければならないということ。
網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
法の規制が及ばず、大悪人を取り逃がしてしまうことのたとえ。 網の目が粗いために、舟を呑み込むほどの大魚を逃がしてしまうことから。
入るを失い、出だすを失う(いるをうしない、いだすをうしなう)
罪の量りを誤り、重くも軽くも当を得ない裁きをすること。 入は罪を重く見ること、出は軽く見ること。どちらへ傾いても過ちになる。
疑わしきは罰せず(うたがわしきはばっせず)
刑事訴訟で、犯罪事実がはっきりと証明されないときには、被告人を有罪にしてはならないという原則のこと。
お縄になる(おなわになる)
犯人がつかまること。 昔、捕らえた罪人を縄でしばったことから。 「縄に掛かる」ともいう。
片口聞いて公事を分くるな(かたくちきいてくじをわくるな)
訴訟の裁きは、一方の言い分だけを聞いて判定してはいけないということ。「片口」は一方だけの言い分、「公事」は訴訟のこと。
がさを入れる(がさをいれる)
警察が家宅捜索をすること。 「がさ」は、「捜す」の「さが」を逆から読んだ言葉。
臭い飯を食う(くさいめしをくう)
刑務所にはいること。 刑務所の飯が臭かったことから。
刑は刑なきに期す(けいはけいなきにきす)
罰を科すのは、いずれ罰そのものが要らなくなる世を目指してのことだ。 取り締まりは通り道にすぎず、そこを終着点に据えてはいけない、という考え方。
喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)
喧嘩や争いをした者を、理非を問わず、双方とも同じように処罰すること。「成敗」は、処罰の意。
ずきが回る(ずきがまわる)
逃げた犯人などが手配されること。手が回ること。 「ずき」は盗賊などが使う隠語で、刑事のこと。
罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす(つみのうたがわしきはかるくし、こうのうたがわしきはおもくす)
罪状が疑わしいときはなるべく罪を軽く、功績の疑わしいときはできるだけ手厚く賞するのがよいということ。 「罪の疑わしきは軽くせよ、功の疑わしきは重くせよ」ともいう。
手が後ろに回る(てがうしろにまわる)
罪を犯して警察に捕まること。 昔の罪人は手を後ろで縛られていたことから。
手が入る(てがはいる)
他人が修正や補完をすること。 または、警察などが犯人の逮捕や事件の捜査のためにその場所へ立ち入ること。
手が回る(てがまわる)
犯罪者などが警察に手配されること。 または、配慮が隅々まで行き届くこと。
手出し十層倍(てだしじっそうばい)
喧嘩は、初めにしかけた者に、他の者の十倍の罪があるということ。
手を入れる(てをいれる)
作品などを修正したり、補足したりすること。手を加える。 または、捜査や逮捕のために警官が現場に踏み込むこと。
出る所へ出る(でるところへでる)
互いの言い分をはっきりさせるために、法廷や警察などの公的な場で争うこと。
道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
いかに正しい道理であっても法には勝てないということ。
縄目の恥(なわめのはじ)
罪人として縄で縛られる恥のこと。
縄目の恥を受ける(なわめのはじをうける)
犯罪者として世間から軽蔑され、辱めを受けること。 罪人として縄で縛られるとの意から。
縄を打つ(なわをうつ)
犯人などを捕まえて縄でしばること。
ねたが上がる(ねたがあがる)
犯罪などの証拠を手にいれること。 「ねた」は「種(たね)」を反対から読んだ隠語。
矩を踰える(のりをこえる)
道徳や規律から外れること。「矩」は規則・おきて、「踰える」は超えるという意。
必要の前に法律なし(ひつようのまえにほうりつなし)
必要に迫られた緊急事態の時は、法律など気にしていられないということ。
法三章(ほうさんしょう)
簡単な法律のこと。また、法律を簡略化すること。漢の高祖が厳しい法律を廃止し、殺人・傷害・窃盗だけを処罰するとした三章からなる簡略な法律を定めたという故事から。
法に照らす(ほうにてらす)
決まりの条文を当てて、その行いが許される範囲に収まるかどうかを見ること。事情や心情をいったん脇へ置き、書かれた規準のほうから測る。
法網を潜る(ほうもうをくぐる)
法律や規則などに引っ掛からないように悪事を働くこと。
星が割れる(ほしがわれる)
犯人が分かること。 「星」は犯人や容疑者の別称。
星を挙げる(ほしをあげる)
犯人や容疑者を逮捕すること。 「星」は犯人や容疑者の別称。
両方聞いて下知をなせ(りょうほうきいてげちをなせ)
争い事に判断を下す時は、両方の言い分を公平に聞いてから判断すべきだということ。「下知」は「げじ」ともいい、指図・命令の意。
礼は宜しきに随うべし、令は俗に従うべし(れいはよろしきにしたがうべし、れいはぞくにしたがうべし)
決まった形式がある礼儀も、時に応じて変えてもよい。また、法令はその土地の風俗に合うように定めるのがよいということ。
