「元」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 34 件
「元」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
商人の元値(あきんどのもとね)
商人は計算高いので、商人の言う元値は本当かどうかわからないということ。
朝寝朝酒は貧乏の元(あさねあさざけはびんぼうのもと)
朝寝坊をしたり朝から酒を飲んだりするような怠け者は、やがて貧乏になって生活に困るようになるということ。 怠けた暮らしが、後に生活の困窮を招く原因になるという戒め。
足元から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
相手の弱点を見抜いてそれにつけ込むたとえ。 「足下につけ込む」とも書く。
足元に火が付く(あしもとにひがつく)
身に危険や災難が差し迫り、一刻の猶予もなくなった状態のたとえ。 「足下から火が付く」ともいう。
足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
力量の開きが大きすぎて、とうてい肩を並べられないこと。 相手の足の位置にすら届かないとの意から。 「足元へも寄り付けない」ともいう。
足元の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
足元の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
身近なことや手元の物事をおろそかにしていると、思いがけず失うことのたとえ。 足もとにいる鳥ならいつでも捕まえられると油断しているうちに、逃げられてしまうという意から。
足元を固める(あしもとをかためる)
自分の立場や状況を安定させること。
足元を掬う(あしもとをすくう)
相手の隙につけこんで失敗させること。失脚させる。 「足元を掬う(あしもとをすくう)」は誤用とされている。
足元を見る(あしもとをみる)
相手の困りどころや弱点につけ込み、値をふっかけるなどして不当に利益を得ようとすることのたとえ。 弱点を突かれる側は「足元を見られる」という。
一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり)
一日の計画は朝のうちに立て、一年の計画は元旦に立てよということ。
一年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)
一年の計画は元旦に立てるべきであるということ。何事も最初が肝心であるというたとえ。
襟元に付く(えりもとにつく)
権力者や財産のある人にこびへつらうこと。昔は金持ちほど重ね着をして襟が厚かったことから。
木の実は元へ(きのみはもとへ)
どんなものも行き着く先は生まれ出たところだということ。 実は熟しても真下に落ちるだけで、育てた木の根方より遠くへは行かないという見立て。
口は災いの元(くちはわざわいのもと)
何気なく漏らした一言が、あとを引く揉め事の火種になる。 言わずもがなの一言を呑み込めるか否かが、身の安泰の分かれ目になる。
新紀元を画する(しんきげんをかくする)
そこを境に前と後とがはっきり分かれるほどの節目をつくる。 一つの出来事が、以後の道筋をそっくり書き換える。
新紀元を開く(しんきげんをひらく)
誰も踏み込まなかった領域に道をつけ、後に続く者の場を用意する。 成し遂げた側の働きに重きを置いていう。
損と元値で蔵を建て(そんともとねでくらをたて)
「儲けがない」「仕入れを割る」が口癖の商人ほど、気がつけば蔵が建つほど財を成しているものだということ。商人の泣き言は真に受けられないの意で用いる。
短気は未練の元(たんきはみれんのもと)
短気を起こすと後悔することになり、未練が生じて苦しむことになるということ。
駄目で元元(だめでもともと)
たとえ失敗しても、何もしない場合と同じだと考えること。 失敗しても構わないという気持ちでやってみること。 略して「駄目元(だめもと)」ともいう。
生兵法は大怪我の元(なまびょうほうはおおけがのもと)
中途半端な知識や技術で物事を行うことはきわめて危険であるというたとえ。 「生兵法」は、未熟な兵法や武術のこと。また、十分身についていない知識や技術のこと。 中途半端に身につけた兵法や武術は、頼りになるどころか、かえって大けがの原因になるとの意から。 「生兵法は大疵(おおきず)の基」ともいう。 「基」は「元」とも書く。
喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうことのたとえ。また、苦しい時に受けた恩義も楽になったら忘れてしまうことのたとえ。 熱いものを飲んでも、のどを過ぎれば口に入れた時の熱さを忘れてしまうことから。
火は火元から騒ぎ出す(ひはひもとからさわぎだす)
最初に騒ぎ出した者が、事件の張本人であることが多いということ。火事の時、まず火元の家人が騒ぎ立てることから。
火元は七代祟る(ひもとはしちだいたたる)
火事の火元は、周囲に迷惑をかけて長い間うらまれるということ。
屁と火事は元から騒ぐ(へとかじはもとからさわぐ)
張本人が一番最初に騒ぎ出すことが多いということのたとえ。 おならをした本人が真っ先に臭いと騒ぎ出し、火元の家の人が最初に火事だと騒ぎ出すとの意から。
身に過ぎた果報は禍の元(みにすぎたかほうはわざわいのもと)
身の丈を超える幸いは、抱えきれずに転がり落ちるもとになる。大きすぎる当たりは、いずれ身を損なう。
目元が涼しい(めもとがすずしい)
目のふちに濁りも重たさもなく、向かい合う相手が快さを覚える。
目元千両、口元万両(めもとせんりょう、くちもとまんりょう)
目元は千両、口元は万両に値するほど魅力的であるという、美人を形容する言葉。
元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる)
一度別れた者同士が再び元の関係にもどることのたとえ。鞘からぬかれた刀が、もとの鞘の中に収まる意から。
