「長」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 27 件
「長」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
長広舌を振るう(ちょうこうぜつをふるう)
滞ることなく、長々としゃべり続けること。 「長広舌」は「広長舌」が転じた言葉。
長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
生まれつきの備えや手元の厚みに恵まれていれば、同じ働きでも見栄えよく運ぶ。 舞の衣装にも商いの元手にも通じる理屈で、備えの差は出来の差にそのまま化ける。 「賈う」は、あきなう・かうの両様に読み、商いをする意。
長所は短所(ちょうしょはたんしょ)
自分の長所を過信すると思わぬ失敗をすることがある。長所も時には短所になるということ。
長者富に飽かず(ちょうじゃとみにあかず)
金持ちがさらに金を欲しがるように、人間の欲望には限りがないことのたとえ。
長者に二代なし(ちょうじゃににだいなし)
ぜいたくに慣れた金持ちの子は、財産を守ったり増やしたりすることが出来ず、たいてい二代目でその家はつぶれてしまうということ。
長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)
数をそろえて差し出したものより、乏しい中から割いた一つのほうが重い。 出した者にとっての痛みの分だけ、受け取る側に届く。 釈迦を迎えた阿闍世王が帰り道に灯火を並べさせたなか、居合わせた貧しい老婆がやりくりして灯した一本だけが、朝まで消えずに残っていたという。 「貧者の一灯」ともいう。
長蛇の列(ちょうだのれつ)
非常に長く続いている人の列。 長く続く人の列を蛇にたとえた表現。
長蛇を逸す(ちょうだをいっす)
絶好の機会や非常に惜しい物などを取り逃がすこと。
長蛇を逸する(ちょうだをいっする)
もう少しの所で、大きな獲物や好機を逃すこと。
長範が当て飲み(ちょうはんがあてのみ)
まだ手にしていない他人の金を見込んで、先に飲み食いしてしまう。 獲物を待ち構える段でもう祝杯を挙げ、そのまま討たれた盗賊の名にちなむ。
長鞭馬腹に及ばず(ちょうべんばふくにおよばず)
鞭がどれほど長くても、馬の腹までは当たらない。抜きん出た勢いを持つ者にも手の回らぬ場所はあり、また、身の丈が過ぎれば道具としては使えなくなる。楚に攻められた宋を救おうとした晋侯を、大夫の伯宗がこの古語を引いて思い止まらせたという故事から。
長夜の飲(ちょうやのいん)
日が変わってもなお杯を置かず、外の明るさを締め出したまま続ける酒盛り。 殷の王が催したという宴に基づく言い方。 「長夜の宴」ともいう。
長夜の眠り(ちょうやのねむり)
明けない夜に横たわっているように、生涯を朧げなまま過ごすこと。 仏の教えでは、迷いから抜け出せず生き死にを繰り返す身の上をこう呼ぶ。 「長夜の夢」ともいう。
長い浮き世に短い命(ながいうきよにみじかいいのち)
この世が長く続いているのに比べて、人の命ははかなく短いということ。 「長い月日に短い命」ともいう。
長生きは恥多し(ながいきははじおおし)
長く生きていれば、それだけ恥をかく事も多くなるということ。 「恥」は「辱」とも書く。 また、「長生きは恥多し」「長生きすれば恥多し」「長命すれば恥多し」などともいう。
長居する鷺蟇目に遭う(ながいするさぎひきめにあう)
長く同じ場所に留まっている鷺は、目立つために人間に狙われ、蟇目の矢(矢の一種である鏑矢)で射られる。 長居は慎むべきであるという戒め。 「長居する鷺汁になる」ともいう。
長居は恐れ(ながいはおそれ)
他人の家に長く居るのはよくないということ。
長居は無用(ながいはむよう)
その場に長く居るのはよくないので、早々に引き上げたほうがよいということ。
長い目で見る(ながいめでみる)
目の前の様子だけで決めつけず、時間をかけて先々まで見届けること。
長芋で足を突く(ながいもであしをつく)
思いもよらぬ弱者や無力な存在に足をすくわれ、失敗すること。 また、通常では考えられないような誇張された出来事のたとえ。 「芋幹」は「芋茎」、「衝く」は「突く」とも書く。 また、「長芋で足を突く」ともいう。
長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)
強い力を持つ者には刃向かうより、言いなりになっておくほうが身のためだということ。
長い草鞋を履く(ながいわらじをはく)
1.旅に出かけること。 2.罪を犯した者などが、捕まらないように住んでいる土地から逃げ出すこと。 3.売り買いの間に入った者などが、本当より高い値段を言って、その差額を自分のものにすること。 「穿く」は「履く」とも書く。 また、「長い草鞋を履く」ともいう。
長追いは無益(ながおいはむえき)
勝ちに乗じて深追いすると、思わぬ反撃を受け不利な立場に陥ることもあるので、ほどほどにするのが賢明ということ。 「長追いは無用」ともいう。
長口上は欠伸の種(ながこうじょうはあくびのたね)
だらだらと長い話は聞く人をうんざりさせるので、話はなるべく短くまとめるのがよいという戒め。
長崎ばってん、江戸べらぼう、神戸兵庫のなんぞいや、ついでに丹波のいも訛(ながさきばってん、えどべらぼう、こうべひょうごのなんぞいや、ついでにたんばのいもなまり)
各地の方言の特徴をとらえて語調よくいったことば。
長尻(ながじり)
他人の家を訪れて話し込んでなかなか帰らないこと。 「長尻」や「長っ尻」ともいう。
長持枕にならず(ながもちまくらにならず)
大は小を兼ねるとはいえ、大き過ぎるものは、必ずしも小さなものの代わりを果たせるわけではないということ。 長持(衣装箱)が大きくて枕に似ているからといって、その大きさゆえに枕としての役割を果たせないことから。
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