一竿の風月
ことわざ「一竿の風月」の意味・読み方を解説します。
一竿の風月
いっかんのふうげつ
| 言葉 | 一竿の風月 |
|---|---|
| 読み方 | いっかんのふうげつ |
| 意味 | 釣りざお一本だけを相棒にして、世の中のわずらわしい事から離れ、吹く風や照る月といった自然の眺めを心ゆくまで味わって日を送ること。せかせかしない、ゆとりある生き方を表すのにも用いる。
「一竿」は一本の釣りざお、「風月」は風や月に代表される自然の美しさをいう。 中国の南宋の時代の詩人陸游がよんだ詩「感旧」の結びの句「一竿の風月、南湖に老ゆ」から。陸游はこの詩で、かつて南鄭から成都へ入ったころの、宴や舞にあふれたはなやかな日々を思い起こし、その旅も今では昨日の夢のようだと振り返ったうえで、いまは南湖(鏡湖)のほとりで釣りざおを手に年を重ねている、とうたった。 同じ句から出た四字熟語に一竿風月がある。世俗を離れた楽しみという点で近い言葉に壺中の天地もある。 |
| 例文 | 退職した祖父は、毎朝小舟を出しては湖に糸を垂れ、一竿の風月を絵にかいたような日々を楽しんでいる。 |
| 出典 | 陸游「感旧」 |
| 場面 | 隠者 / 風流 |
| 使用漢字 | 一 / 竿 / 風 / 月 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「竿」を含むことわざ
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる)
