一竿の風月

ことわざ「一竿の風月」の意味・読み方を解説します。

言葉一竿の風月
読み方いっかんのふうげつ
意味釣りざお一本だけを相棒にして、世の中のわずらわしい事から離れ、吹く風や照る月といった自然の眺めを心ゆくまで味わって日を送ること。せかせかしない、ゆとりある生き方を表すのにも用いる。
「一竿」は一本の釣りざお、「風月」は風や月に代表される自然の美しさをいう。
中国の南宋の時代の詩人陸游がよんだ詩「感旧」の結びの句「一竿の風月、南湖に老ゆ」から。陸游はこの詩で、かつて南鄭から成都へ入ったころの、宴や舞にあふれたはなやかな日々を思い起こし、その旅も今では昨日の夢のようだと振り返ったうえで、いまは南湖(鏡湖)のほとりで釣りざおを手に年を重ねている、とうたった。
同じ句から出た四字熟語に一竿風月がある。世俗を離れた楽しみという点で近い言葉に壺中の天地もある。
例文退職した祖父は、毎朝小舟を出しては湖に糸を垂れ、一竿の風月を絵にかいたような日々を楽しんでいる。
出典陸游「感旧」
場面隠者 / 風流
使用漢字一 / 竿 / 風 / 月

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