気は世を蓋う
ことわざ「気は世を蓋う」(きはよをおおう)の意味・読み方を解説します。
気は世を蓋う
きはよをおおう
| 言葉 | 気は世を蓋う |
|---|---|
| 読み方 | きはよをおおう |
| 意味 | 気力がとびぬけて盛んで、世の中全体をすっぽり包みこんでしまうほど大きい、ということ。
ここでいう「気」は、何かをしようとする心の勢いや意気込み。「蓋う」は、物の上にかぶさって見えなくする意。 出どころは、漢の時代にまとめられた歴史書『史記』の項羽本紀。秦が滅んだあと漢と天下を争った楚の項羽は、やがて垓下という地で漢軍に何重にも囲まれた。その夜、自分の運命をなげいて作った詩の初めの句「力山を抜き、気は世を蓋う」の、後ろ半分にあたる。 前半と合わせた形は力山を抜き、気は世を蓋う、四字熟語では抜山蓋世といい、こちらは力の強さと気力の盛んさの両方をいう。 |
| 例文 | 創業者は八十歳を過ぎても気は世を蓋う勢いで、新しい事業の計画を次々と語ってみせた。 |
| 出典 | 『史記』項羽本紀 |
| 場面 | 強い / 盛んな勢い |
| 使用漢字 | 気 / 世 / 蓋 |
「気」を含むことわざ
- 麻布で気が知れぬ(あざぶできがしれぬ)
- 味も素っ気もない(あじもそっけもない)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- 頭禿げても浮気はやまぬ(あたまはげてもうわきはやまぬ)
- 徒の悋気(あだのりんき)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- いい気なものだ(いいきなものだ)
- いい気になる(いいきになる)
「世」を含むことわざ
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 言えば世の常(いえばよのつね)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 一日敵を縦せば数世の患い(いちじつてきをゆるせばすうせいのうれい)
- 一文高の世の中(いちもんだかのよのなか)
- 一世を風靡する(いっせいをふうびする)
- 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く(いねはみのるにつけてうつむき、さむらいはしゅっせにつけてあおむく)
- いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
