豎子の名を成す
ことわざ「豎子の名を成す」の意味・読み方・異形などを解説します。
豎子の名を成す
じゅしのなをなす
| 言葉 | 豎子の名を成す |
|---|---|
| 読み方 | じゅしのなをなす |
| 意味 | 見くびっていた相手に敗れ、その者に手柄と評判を与えてしまったと悔しがる言葉。格下と軽く見ていた者に、まんまと名を上げさせる羽目になったときに使う。
「豎子(じゅし)」は、年少の者や経験の浅い者を見下して呼ぶ語で、今でいう「小僧」「青二才」にあたる。戦国時代、魏の国の将軍龐涓(ほうけん)は、才能をねたんで足を切る刑に追いやった孫臏(そんぴん)と、のちに戦場で向き合うことになる。斉の国で軍師(いくさの作戦を立てる役)となった孫臏の策にはまって大敗した龐涓は、自ら命を絶つ間際に「とうとうあの小僧に名を上げさせたか」と言い残したと『史記』は伝える。 「豎子をして名を成さしむ」「豎子の名を成さしむ」と、言い方には揺れがある。「豎子」の語が入る句では、ほかに若者の見どころを認める豎子教うべしが知られる。 |
| 例文 | 格下と侮っていた新人に決勝で敗れ、豎子の名を成す結果になったと、前の王者は唇をかんだ。 |
| 出典 | 『史記』孫子呉起列伝 |
| 異形 | 豎子をして名を成さしむ(じゅしをしてなをなさしむ) |
| 豎子の名を成さしむ(じゅしのなをなさしむ) | |
| 場面 | 後悔 / 負ける |
| 使用漢字 | 豎 / 子 / 名 / 成 |
「豎」を含むことわざ
- 豎子教うべし(じゅしおしうべし)
- 豎子の名を成す(じゅしのなをなす)
- 二豎(にじゅ)
「子」を含むことわざ
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 跡追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
「名」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 命より名を惜しむ(いのちよりなをおしむ)
- 異名をとる(いみょうをとる)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
