豎子の名を成す

ことわざ「豎子の名を成す」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉豎子の名を成す
読み方じゅしのなをなす
意味見くびっていた相手に敗れ、その者に手柄と評判を与えてしまったと悔しがる言葉。格下と軽く見ていた者に、まんまと名を上げさせる羽目になったときに使う。
「豎子(じゅし)」は、年少の者や経験の浅い者を見下して呼ぶ語で、今でいう「小僧」「青二才」にあたる。戦国時代、魏の国の将軍龐涓(ほうけん)は、才能をねたんで足を切る刑に追いやった孫臏(そんぴん)と、のちに戦場で向き合うことになる。斉の国で軍師(いくさの作戦を立てる役)となった孫臏の策にはまって大敗した龐涓は、自ら命を絶つ間際に「とうとうあの小僧に名を上げさせたか」と言い残したと『史記』は伝える。
「豎子をして名を成さしむ」「豎子の名を成さしむ」と、言い方には揺れがある。「豎子」の語が入る句では、ほかに若者の見どころを認める豎子教うべしが知られる。
例文格下と侮っていた新人に決勝で敗れ、豎子の名を成す結果になったと、前の王者は唇をかんだ。
出典『史記』孫子呉起列伝
異形 豎子をして名を成さしむ(じゅしをしてなをなさしむ)
豎子の名を成さしむ(じゅしのなをなさしむ)
場面後悔 / 負ける
使用漢字豎 / 子 / 名 / 成

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