「れ」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 123 件
「れ」で終わる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
両思いの相惚れ、ひとりよがりの自惚れ、片思いの片惚れ、ひそかに恋い慕う岡惚れ、と恋愛の言葉を並べたもの。
飽かぬ別れ(あかぬわかれ)
まだ一緒にいたいと思う相手と、心を残したまま別れること。相手を嫌いになったのでも、自分から離れたいと望んだのでもないのに、別れざるをえない場合にいう。心残りのあるその別れ自体についても使う。 「飽かぬ」は、古語の「飽く(満ち足りる)」を打ち消した形で、まだ心が満ち足りていないことを表す。
商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
商売のこつは牛のよだれのように細く長く切れ目なく、気長に辛抱して続けることだということ。
悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
「これくらいの悪なら大したことはない」と軽く考えて、悪いおこないに手を出すなという意味。小さな悪でもくり返せば積み重なり、やがて大きな悪につながるので、ささいなことから気を引きしめよという戒めである。 中国の三国時代に蜀を建てた劉備が、死の間際に、跡を継ぐ劉禅に書き残した言葉の一節。このあとに「善の小なるを以て為さざるなかれ」(よいおこないは、小さくても進んでせよ)と、対になる教えが続く。
浅い川も深く渡れ(あさいかわもふかくわたれ)
物事を行う時は、注意を怠らず決して油断してはいけないということ。 浅い川を渡る時も、深い川を渡る時と同じように注意して渡るべきという戒め。 「浅き川も深く渡れ」ともいう。
朝虹は雨、夕虹は晴れ(あさにじはあめ、ゆうにじははれ)
朝に虹が出るとその日は雨、夕方の虹は翌日が晴れになるということ。
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ(あさやけはあめ、ゆうやけははれ)
空が朝方に赤らむとその日は降られ、日暮れに赤らめば次の日は好天になる。空の色を見て天気を占う言い伝え。
頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
外見より精神が大事だということ。 頭を剃って姿だけ僧になるより、まず心を清めよということ。
新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
新しい内容を表現するためには、新しい形式が必要であるということ。
後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
目前の問題さえ片付けば、あとはどうなってもよいということ。
危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
安全な方策ばかりとっていたのでは、成功することはできない。時には危険を冒してやってみるのも必要だということ。
過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
過ちを犯したことに気がついたら、体面や体裁などにとらわれず、すぐに改めるべきだという戒め。
蟻の穴から堤の崩れ(ありのあなからつつみのくずれ)
見過ごした小さな綻びが、後で手の付けられない事態を呼ぶ。 始まりは、指の先ほどの穴でしかない。 「蟻の一穴(いっけつ)」ともいう。「一穴」は、ただ一つの穴という意味。
案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ)
心配して下さるより銭を下さいということ。口だけで心配してくれても、実質が伴わなければ役に立たない。心配するより銭をくれ、ということをおもしろい語呂合わせで言った言葉。「たもる」は「賜わる」が転じた言葉。
家は弱かれ主は強かれ(いえはよわかれぬしはつよかれ)
住まいの造りは粗末で差しつかえないが、その家を率いるあるじこそ強く、家族が頼みにできる人でいるべきだと説く。 建物の立派さを気にかけるより、一家の中心に立つ人の確かさを重く見るよう戒めている。「主」は「ぬし」と読み、一家の主人をさす。
意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
意地を張って食べずにいるより、卑しく思われても食べるほうがいいということ。
急がば回れ(いそがばまわれ)
急いで済ませたいことほど、時間や手間を多少かけてでも危なげのない確かなやり方を選ぶと、結果として早く片づくという教え。 危ない近道に踏み込むよりも、距離はあっても安心して通れる道を回るほうが先に着く、という道の選び方が元になっている。 煮物を急ぐときほど鍋を火に寄せすぎるなという「[[急がば高火*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8788.php]]」も、同じ心を台所の言い方で伝えている。
一と言うたら二と悟れ(いちというたらにとさとれ)
何か一つ言いつけられたら、それだけで終わりにせず、気を利かせて次にするべきことを自分で考えるよう求める教え。 「言うたら」は「言ったら」と同じ。「一」と言われたら、言葉にされていない「二」まで察するようにという意から。 似た教えに[[鑿と言えば槌*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2174.php]]がある。[[一を聞いて十を知る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/439.php]]も少しの言葉から先をくみ取る点で近いが、こちらは物分かりのよさや賢さをいう言葉である。
犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
人の下で働くことになるなら、力があって頼れる相手を選び、その人を主人として仕えよと勧める言葉。 同じ飼い犬の身になるにしても、大きく豊かな家に飼われるほうが暮らし向きがよいことから。「大家」は「おおや」と読み、ここでは貸家の持ち主ではなく、財産のある大きな家を指す。 「犬になるとも大所の犬になれ」「犬になるなら大所の犬になれ」ともいう。「大所」も大きな家の意味。似た言葉に[[寄らば大樹の陰*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1627.php]]や[[大所の犬になるとも小所の犬になるな*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2599.php]]がある。
浮世渡らば豆腐で渡れ(うきよわたらばとうふでわたれ)
世渡りは、内面にやさしさと柔軟性をもち、物事のけじめはきっちりとつけよというたとえ。豆腐は外見が四角くきちんとした形だが、内は柔らかいことから。
牛の涎(うしのよだれ)
細く長くだらだらと続くことのたとえ。
牛は牛連れ、馬は馬連れ(うしはうしづれ、うまはうまづれ)
釣り合いの取れた者どうしで組んだほうが、事は滑らかに運ぶ。 連れ立つ相手というのは、自然と身の丈の近いあたりに定まるもの。
歌は世につれ世は歌につれ(うたはよにつれよはうたにつれ)
歌は世相の変化に伴って変わっていき、世相も歌の流行に影響されるということ。
歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
いちばん大事なことがぬけていることのたとえ。 「歌物語」は和歌にまつわる話。 歌物語を話しながら、歌の文句を忘れてしまうとの意から。
馬に乗るまでは牛に乗れ(うまにのるまではうしにのれ)
高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。また、最善の策がとれない時は、次善の策をとれということ。 馬は牛よりも速いが乗るのが難しいので、ひとまず牛に乗って練習せよとの意から。
売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
売る品は見た目を整えてこそ手に取ってもらえる。 中身だけで勝負せず、体裁にも手をかけよという商いの心得。
多かれ少なかれ(おおかれすくなかれ)
数量や程度に多少の違いはあっても。
大阪の食い倒れ(おおさかのくいだおれ)
大阪の人は口に入るものへ糸目をつけず、食べるほうで蓄えを尽かせる。 「京の着倒れ」と対にして言う。
遅かれ早かれ(おそかれはやかれ)
遅いか早いかの違いはあっても、いつかはそのようになることをいう言葉。いずれそのうちに。いつかは必ず。
男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
男の目つきは細く引き締まっているのが、女は大きく見開いているのがよいとされた。 顔立ちの好みを、男女で正反対に置いた言い方。
