「手ごたえがない」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 42 件
「手ごたえがない」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全42件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
努力しても報われないことのたとえ。空き家で大声で案内を求めても返事がないことから。
空き家の雪隠(あきやのせっちん)
返事がない、応答がないことのたとえ。「雪隠」は便所のことで、空き家では使う人がないから「肥えなし」でそれを「声なし」にかけたしゃれ。
網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
無駄なこと、何の効果もないことのたとえ。網で風を防ごうとしても、風は網の目を通り過ぎていくことから。
鮑の片思い(あわびのかたおもい)
こちらの気持ちだけが動いていて、向こうからは何も返ってこない。 重くなりがちな話を、洒落にくるんで言う。 鮑は二枚貝の片方だけのような殻をしているので、「片」を重ねた言い方。 「磯の鮑の片思い」ともいう。
石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
何とも感じないことのたとえ。蜂が石地蔵を刺しても痛くも何ともないことから。
石に灸(いしにきゅう)
灸は肌に熱を通してこそ効くのに、石にすえたところで熱も痛みも伝わらない。 どれだけ手をかけても相手に少しも届かず、かけた労がまるごと空へ消えてしまうことのたとえ。 同じ意味の言い方に「土に灸」がある。
痛くも痒くもない(いたくもかゆくもない)
まったく影響がない。
牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
愚か者にいくら立派な道理を説いても何の役にも立たないことのたとえ。牛に琴を聞かせても反応がないことから。
牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
なんとも感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。牛は蜂に角を刺されても、まったく痛くもかゆくも感じないことから。
馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
人の意見や忠告を上の空で聞き流すため、まったく効果のないことのたとえ。
馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない(うまをみずべにつれていけてもみずをのませることはできない)
その気のない人間は、周囲がいくら心配したり気をもんだりしても無駄であるというたとえ。
絵に描いた地震(えにかいたじしん)
まったく怖くないこと。また、全然動かないこと。
陽炎稲妻水の月(かげろういなずまみずのつき)
捕らえがたいもの、実体のないもののたとえ。 「陽炎稲妻月の影」ともいう。
影を搏つ(かげをうつ)
向かっていった先に相手の実体がなく、力だけが行き場を失う。 兵を置いていない所へ敵を差し向けて消耗させる、という兵の運びから出た語。
風に柳(かぜにやなぎ)
柳が風になびくように、巧みに受け流すこと。 「柳に風」ともいう。
肩透かしを食う(かたすかしをくう)
意気込んで向かったところを、相手にうまくかわされてしまうことのたとえ。 「肩透かし」は、相撲の決まり手の一つであり、相手の攻めをかわして前へ引き倒す技のこと。
蚊の食う程にも思わぬ(かのくうほどにもおもわぬ)
影響などをまったく受けないということ。
食い足りない(くいたりない)
物事の内容が不十分で、不満のあるさま。 食べても食べても満足できないとの意から。
靴を隔てて痒きを搔く(くつをへだててかゆきをかく)
思うようにならず、もどかしいこと。 靴の上から足の痒(かゆ)いところを搔(か)くことから。 「隔靴搔痒(かっかそうよう)」ともいう。
雲を摑む(くもをつかむ)
物事が漠然としていて捉えどころのないようす。
暗がりの渋面(くらがりのじゅうめん)
何の効果もないこと。暗いところでしかめっ面をしても誰にもわからないことから。
竿竹で星を打つ(さおだけでほしをうつ)
不可能なことをしようとする愚かさのたとえ。また、思うところに手が届かないもどかしさのたとえ。 竿竹で天にある星を打ち落とすとの意から。
白湯を飲むよう(さゆをのむよう)
味もそっけもない様子。
鹿の角を蜂が刺す(しかのつのをはちがさす)
なんとも感じないことのたとえ。鹿の角を蜂が刺しても、まったく痛くもかゆくもないことから。
死に馬に鍼刺す(しにうまにはりさす)
何の効果もないことのたとえ。また、絶望的な状況の中で万が一の望みを託して最後の手段をとることのたとえ。 死んだ馬に鍼治療を施しても生き返ることはないことから。
すかを食う(すかをくう)
期待した通りにならないこと。当てが外れること。 「すか」は「肩透かし」という意味。
砂を嚙むよう(すなをかむよう)
味わいや面白味などが少しも感じられないことのたとえ。 「嚙」は「噛」とも書く。
痴人の前に夢を説く(ちじんのまえにゆめをとく)
このうえなく馬鹿げたことをするたとえ。愚かな人にとりとめない夢の話を説き聞かせる意から。
土に灸(つちにきゅう)
土くれに灸をすえても、そこには治すべき体がない。 はじめから効き目の生まれようがない相手に手を尽くす、いたずらな骨折りをいう。 先にあった「石に灸」から生まれた言い方といわれる。
豆腐に鎹(とうふにかすがい)
少しも手ごたえや効果がないことのたとえ。「鎹」は、材木をつなぎ止めるためのコの字型の釘のことで、豆腐に鎹を打っても何の効き目もないことから。
遠火で手を焙る(とおびでてをあぶる)
たいした効果がないことのたとえ。遠く離れた火で手を焙ってもあまり暖かくない意から。
梨の礫(なしのつぶて)
連絡しても返事のないこと。「梨」は、「無し」に掛けた言葉。「礫」は、投げつけた小石。投げつけた小石は決して返ってこないことから。
二階から目薬(にかいからめぐすり)
思うようにいかず、もどかしいことのたとえ。また、回りくどくて効果のないことのたとえ。 二階から階下の人に目薬をさそうとしても、上手くいかないことから。 「天井から目薬」ともいう。
糠に釘(ぬかにくぎ)
糠に釘を打つように、少しの効き目も手ごたえもないこと。
塗り箸で芋を盛る(ぬりばしでいもをもる)
つかんだそばから逃げていって、いっこうに片がつかない。 道具と相手が噛み合わないときの、いらだちまじりの言い方。 「塗り箸で素麺(そうめん)を食う」「塗り箸で鰻(うなぎ)を挟む」ともいう。
暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
手ごたえも張り合いもないことのたとえ。「腕押し」とは腕相撲のことで、暖簾のように力も争う意思もない相手と腕相撲をしても、何の手ごたえもないという意味から。
暖簾にもたれるよう(のれんにもたれるよう)
まったく頼りにならないことのたとえ。また、手応えがなく、張り合いがないことのたとえ。 暖簾に寄りかかっても支えにはならないことから。
瓢箪で鯰を押さえる(ひょうたんでなまずをおさえる)
押さえたつもりの先から、するりと抜けていく。 話の的をいつまでも絞らせない相手のほか、決め手を欠いたやり取りの形容にも回す。
笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)
誘ったり勧めたりしても、相手がそれに応じて動かないことのたとえ。
薬石効無し(やくせきこうなし)
薬も治療法もいろいろ試してみたが効果がなく、回復のきざしがみられないということ。「薬石」は薬と石鍼(中国の昔の治療器具)のこと。また、薬石を用いた治療、転じて治療全般のことをいう。
焼け石に水(やけいしにみず)
援助や努力がわずかで、何の役にも立たないこと。焼けた石に少量の水をかけても冷めないことから。
忘れたと知らぬには手がつかぬ(わすれたとしらぬにはてがつかぬ)
覚えていない、知らない、の一点張りに出られると、そこから先へ話を進める糸口がなくなる。 咎めようにも、押さえる手がかりが残らない。
