「出世」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 38 件
「出世」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全38件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
頭を上げる(あたまをあげる)
他を凌いで目立つ立場となり、力を強めて世に出る。頭角を現す。
頭を擡げる(あたまをもたげる)
今まで意識していなかった考えや思いが浮かんでくる。 また、少しずつ力をつけて、実力を示すようになる。台頭する。
衣錦の栄(いきんのえい)
成功して錦の衣服を着て故郷に帰る名誉のこと。
一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
出世の条件は、第一に上のひとの引き立て、二番目は才能、三番目が学問であるということ。
一足飛び(いっそくとび)
途中にある順番を抜かして、いきなり先の位置へ移ること。 出世や上達がそういう進み方をする場合をさす。
氏なくして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
生まれ育った家の格に恵まれずとも、姿かたちひとつで裕福な相手に迎えられ、住む世界ごと移ってしまう。 「氏」は名字のことで、昔は武士だけが名乗りを許された。
うだつが上がらぬ(うだつがあがらぬ)
逆境から抜け出せずに地位や生活がよくならないことのたとえ。 「うだつ」は梁の上に立てて棟木を支える短い柱のこと。 棟木に押さえられて頭が上がらない、出世できないとの意から。
鰻登り(うなぎのぼり)
物価や人気、地位などが、とどまるところを知らずに上がり続けることのたとえ。 鰻は体をくねらせながらも水中をまっすぐ上っていくもので、その勢いに見立てた言い方。
馬に乗るまでは牛に乗れ(うまにのるまではうしにのれ)
高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。また、最善の策がとれない時は、次善の策をとれということ。 馬は牛よりも速いが乗るのが難しいので、ひとまず牛に乗って練習せよとの意から。
お竈を起こす(おかまをおこす)
成功して財産を築き上げること。「お竈」は竈(かまど)のことで、家庭生活を営むための竈を築く意から。
男は妻から(おとこはめから)
男が身を立てられるかどうかは、どのような妻を迎えるかで決まるということ。 「から」は事の起こる元をいい、家の内が定まってこそ外での働きも定まる、という見方に立った言葉。
桂を折る(かつらをおる)
難関の選抜を勝ち抜いて官の職を得ること。首席で通った晋の郤詵が、所感を求められて、桂の生い茂る林から枝を一本折り取った程度のものだと応じたことによる。
金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)
人に頭が上がらないことのたとえ。また、出世する見込みがないことのたとえ。水に入れた金槌は、柄は浮くが頭の部分は沈むことから。
蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)
起こるはずのないことが時には起こることのたとえ。また、身分の低い人が急に出世したり金持ちになることのたとえ。 いくら形が似ていても、蕪(かぶら)が鶉(うずら)になったり山芋が鰻になったりすることなどありえないが、それが起こるとの意から。 「山の芋鰻になる」ともいう。
今日の襤褸、明日の錦(きょうのつづれ、あすのにしき)
今はぼろを身につけているが、努力を怠らなければ苦労が実って、そのうち美しい衣服を着るほど出世できるだろうということ。「襤褸」はぼろ、「錦」は美しい衣服。
位人臣を極める(くらいじんしんをきわめる)
その世界で最高の地位・権力を得ること。 臣下として最高の位に就くとの意から。
鯉の滝登り(こいのたきのぼり)
立身出世のたとえ。中国の黄河上流にある竜門という急流を登りきった鯉は竜になるという故事から。
高慢は出世の行き止まり(こうまんはしゅっせのいきどまり)
自分の出世を自慢ばかりするようになると、その人は向上しないということ。また、人から嫌われてそれ以上の出世もできなくなるということ。
蛟竜、雲雨を得(こうりょう、うんうをう)
能力を発揮する機会の無かった英雄や豪傑が、機会を得て能力を発揮することのたとえ。 「蛟竜」は水中にすむとされる中国古代の想像上の動物。 水中にすむ蛟竜は雲や雨を得ればそれに乗って天に昇り竜になるといわれることから。
故郷へ錦を飾る(こきょうへにしきをかざる)
若い日に出ていった土地へ、身を立ててから戻ってくること。 出たときと戻ったときの姿の隔たりが、そのまま値打ちになる。 単に「錦を飾る」、また「錦(錦衣)を衣(着)て郷(故郷)に還(帰)る」ともいう。
沙弥から長老(しゃみからちょうろう)
下積みの段階をいくつも飛び越して、いきなり高い位に就くこと。 「沙弥」は髪を下ろして間もない見習いの僧、「長老」は寺を束ねる高位の僧。その間に横たわるいくつもの位を、ひととびに越えてしまうことをいう。
捨て子は世に出る(すてごはよにでる)
捨て子は出世するということ。親に見捨てられるような人間は逆境にも負けず、たくましく育ち、かえって世に出るものであるということ。
青雲の志(せいうんのこころざし)
立身出世して高い地位を得ようとする志。「青雲」は高位、高官の意。
積薪の嘆(せきしんのたん)
割り木は投げ入れた順に下へ回り、遅く来たものほど手の届く上に載る。役所や勤め先でも同じことが起こり、長く仕えた者が新参の下に置かれる。そのやりきれなさをいう。 汲黯が武帝に「陛下の臣を用いるは薪を積むが如く、後より来る者を上に居らしむ」と述べた故事から。
千里一跳ね(せんりひとはね)
一息に事を成し遂げて、たちまち高みへ躍り出ること。 大きな鳥はひとたび羽ばたけば千里の先まで行ってしまう。その一飛びに人の出世を重ねた言い方。
登竜門(とうりゅうもん)
立身出世の関門のたとえ。中国の黄河上流にある竜門という急流をさかのぼることができた鯉は竜になるという故事から。
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
時流に乗れば、つまらない者でも出世して権力をふるうようになるというたとえ。
銅臭(どうしゅう)
金銭にとりつかれた人。金銭で立身出世した人をそしることば。
納所から和尚(なっしょからおしょう)
寺の下働きから住職の座へ、一段飛ばしで駆け上がること。 逆に、そこは本来ひと足では届かないとして、下から段を上がれという逆の意味にも用いる。
名を遂げる(なをとげる)
目指した評判を手にして、事を成し終えること。「遂げる」はやり通す意で、「功成り名を遂げる」の形でも使う。 同じ意味の言い方に「名を得る」「名を揚げる」「名を成す」がある。
錦を衣て昼行く(にしきをきてひるゆく)
出世して故郷に帰り、成功や栄誉を人々に示すことのたとえ。 昼の光の下で錦の衣をまとい、きらびやかに町を歩くさまから。 「錦」は色糸で華やかな模様を織り出した高価な布地。 「繍(しゅう)を衣て昼行く」ともいう。
錦を衣て夜行くが如し(にしきをきてよるゆくがごとし)
暗い夜道を錦を着て歩いても誰にもわかってもらえないのと同じで、いくら出世しても故郷に帰らなければ人々に知ってもらうことはできないので、出世した甲斐がないということ。 「繍(しゅう)を衣て夜行くが如し」ともいう。
伯楽の一顧(はくらくのいっこ)
目利きが一度振り返っただけで、買い手のつかなかった馬の値が幾倍にもなった。 埋もれていた者が、上に立つ一人の目に留まって日の当たる場所へ出ることをいう。
身を起こす(みをおこす)
身体をおこすこと。 また、不遇な環境にいた人が、努力して地位を得ること。
身を立てる(みをたてる)
その仕事の稼ぎで暮らしをまかなうこと。世に出て相応の地位に上ることもいう。
世に出る(よにでる)
世間に名が知られること。世間に認められること。
凌雲の志(りょううんのこころざし)
俗世間を超越した気高い志のこと。また、出世しようとする志。「凌雲」は雲を凌ぐほどに高い意。「陵雲」とも書く。
我が身を立てんとせばまず人を立てよ(わがみをたてんとせばまずひとをたてよ)
自分の身を立てたいと望むなら、まず人を引き立てるように心がけよということ。
