陰陽を燮理す
ことわざ「陰陽を燮理す」の意味・読み方を解説します。
陰陽を燮理す
いんようをしょうりす
| 言葉 | 陰陽を燮理す |
|---|---|
| 読み方 | いんようをしょうりす |
| 意味 | この世を動かす陰と陽の二つの力を、うまく釣り合わせて穏やかに整えること。天子(皇帝)のそばで国の政治を任された最も位の高い大臣(宰相)が、すぐれた政治で国をよく保つことを指す。
古代の中国では、政治の道が正しく守られていれば天と地もそれにこたえ、自然の動きまで落ち着くものだとされた。古代中国の歴史書『書経』の周官の編で、天子を助ける三人の最高位の大臣(三公)の務めを「国の進むべき道を論じて国を治め、陰陽を燮理する」と述べたのに基づく。 「陰陽」は古代中国の思想で、すべてのものを生み出すもとになるとされた、たがいに反対の性質をもつ二つの気(目に見えない力)。「燮理」の「燮」はやわらげる、「理」はととのえるという字で、合わせて、ほどよく整えることを表す。 |
| 例文 | 長い戦乱で荒れた国を立て直した老大臣の政治は、陰陽を燮理するものだったと、後の世まで語り継がれた。 |
| 出典 | 『書経』周官 |
| 場面 | 政治 / 上の立場の人の心得 |
| 使用漢字 | 陰 / 陽 / 燮 / 理 |
「陰」を含むことわざ
- 暑さ忘れれば陰忘れる(あつさわすれればかげわすれる)
- 鼬の目陰(いたちのまかげ)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 陰影に富む(いんえいにとむ)
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 陰徳は末代の宝(いんとくはまつだいのたから)
- 陰に籠もる(いんにこもる)
- 陰に陽に(いんにように)
- 豌豆は日陰でもはじける(えんどうはひかげでもはじける)
「陽」を含むことわざ
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 陰に陽に(いんにように)
- 陰陽師、身の上知らず(おんようじ、みのうえしらず)
- 陽炎稲妻水の月(かげろういなずまみずのつき)
- 陽の照っているうちに干し草を作れ(ひのてっているうちにほしくさをつくれ)
- 皮裏の陽秋(ひりのようしゅう)
- 陽気発する処、金石も亦透る(ようきはっするところ、きんせきもまたとおる)
- 洛陽の紙価を高める(らくようのしかをたかめる)
「燮」を含むことわざ
- 陰陽を燮理す(いんようをしょうりす)
