群盲象を評す
ことわざ「群盲象を評す」の意味・読み方・異形などを解説します。
群盲象を評す
ぐんもうぞうをひょうす
| 言葉 | 群盲象を評す |
|---|---|
| 読み方 | ぐんもうぞうをひょうす |
| 意味 | 目の見えない人が大勢で一頭の象にさわり、めいめい自分の手が当たった所だけをもとに象の形を言い立てたという話から、ふつうの人が、すぐれた人物や規模の大きな事業をあれこれ論じても、ほんの一面にさわるだけで、全体像にまで考えの届くことがないのをいうたとえ。
「群盲」は、大勢の目の見えない人。「評す」は、よしあしを論じて批評すること。 仏教の経典『六度集経』にある話で、象の足にさわった者は漆を塗った筒に似ていると言い、尾にさわった者はほうきに似ていると言って、誰もが自分こそ正しいと言い張って争った。釈迦は、自分の説ばかりを正しいと信じて争う人たちを、この盲人たちにたとえた。 ごく一部から全体をおしはかる誤りを言う点で、一斑を見て全豹を卜す・木を見て森を見ずと通じる。 |
| 例文 | あの作家を恋愛小説だけで語るのは、群盲象を評すに等しい。歴史小説も随筆も書いていて、仕事の幅はずっと広い。 |
| 出典 | 『六度集経』 |
| 異形 | 群盲象を撫でる(ぐんもうぞうをなでる) |
| 群盲象を撫づ(ぐんもうぞうをなづ) | |
| 場面 | 見識が狭い / 大人物 |
| 使用漢字 | 群 / 盲 / 象 / 評 / 撫 |
「群」を含むことわざ
- 群軽軸を折る(ぐんけいじくをおる)
- 群臣を棄つ(ぐんしんをすつ)
- 群羊を駆って猛虎を攻む(ぐんようをかってもうこをせむ)
- 群を抜く(ぐんをぬく)
- 鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
- 多勢を頼む群鴉(たぜいをたのむむらがらす)
「盲」を含むことわざ
- 群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)
- 恋は盲目(こいはもうもく)
- 目明き千人盲千人(めあきせんにんめくらせんにん)
- 盲蛇に怖じず(めくらへびにおじず)
- 盲亀の浮木(もうきのふぼく)
「象」を含むことわざ
- 女の髪の毛には大象も繋がる(おんなのかみのけにはたいぞうもつながる)
- 群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)
- 象牙の塔(ぞうげのとう)
「評」を含むことわざ
- 一斑を見て全豹を評す(いっぱんをみてぜんぴょうをひょうす)
- 小田原評定(おだわらひょうじょう)
- 群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)
- 月旦評(げったんひょう)
- 下馬評(げばひょう)
- 不評を買う(ふひょうをかう)
