雪隠の錠前
ことわざ「雪隠の錠前」の意味・読み方を解説します。
雪隠の錠前
せっちんのじょうまえ
| 言葉 | 雪隠の錠前 |
|---|---|
| 読み方 | せっちんのじょうまえ |
| 意味 | 咳払いを指す、たとえの言葉。便所の中で立てる咳払いの音を、戸の錠前になぞらえた。
雪隠は「せっちん」と読み、便所の古風な言い方で、錠前は戸を閉めたまま固定しておく金具のこと。 昔は便所に先客がいると、中から咳払いを聞かせて、次に来た人に「入っています」と伝えた。そうすれば外の人は入ってこないから、咳払いひとつで鍵を掛けたのと同じになる。隠語を集めた辞典には「雪隠錠前」の形で、咳払いを指す語として収録がある。 |
| 例文 | 夜中に手洗いへ行くと、戸の向こうから咳が一つ聞こえた。祖父が言っていた雪隠の錠前とはこれかと思い、ひとまず廊下で待つことにした。 |
| 場面 | 表情・しぐさ |
| 使用漢字 | 雪 / 隠 / 錠 / 前 |
「雪」を含むことわざ
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 詠雪の才(えいせつのさい)
- 枝の雪(えだのゆき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 会稽の恥を雪ぐ(かいけいのはじをすすぐ)
- 考えは雪隠(かんがえはせっちん)
- 蛍雪(けいせつ)
- 蛍雪の功(けいせつのこう)
- 紅炉上一点の雪(こうろじょういってんのゆき)
- 香炉峰の雪は簾をかかげて見る(こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる)
「隠」を含むことわざ
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 隠逸花(いんいつか)
- 隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
- 柿を盗んで核を隠さず(かきをぬすんでさねをかくさず)
- 隠すより現る(かくすよりあらわる)
- 隠れたるより現るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)
- 隠れての信は顕われての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 隠れ蓑にする(かくれみのにする)
「錠」を含むことわざ
- 石に錠(いしにじょう)
- 雪隠の錠前(せっちんのじょうまえ)
- 算盤で錠が開く(そろばんでじょうがあく)
