「び」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 30 件
「び」で終わる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
生きている間は悪いところばかり目について疎ましかった人が、いざ亡くなってみると今度は良いところばかり思い出されて、恋しくなるということ。
伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
信仰心が深いことのたとえ。 伊勢神宮へ七度、熊野三山へ三度もお参りするほど信仰深いとの意から。 このあと続けて「愛宕(あたご)様へは月参り」ともいう。
急がば高火(いそがばたかび)
急いで煮炊きをするときこそ、鍋と火の間を詰めすぎないのが賢いという教え。 鍋を低く据えて火に寄せすぎると、火の熱をうまく生かせず、煮え上がるのがむしろ遅くなる。 焦って手っ取り早いやり方をとると、かえって遅くなるという点で「[[急がば回れ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/241.php]]」に通じる。「急がば高鍋」も、ほぼ同じ意味の言葉。
一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
一足飛び(いっそくとび)
途中にある順番を抜かして、いきなり先の位置へ移ること。 出世や上達がそういう進み方をする場合をさす。
一足飛び(いっそくとび)
順序を飛び越えて到達すること。
命は風前の灯(いのちはふうぜんのともしび)
人の命はもろく、ふとしたことで尽きてしまう。 吹きさらしに置かれた灯が、ひと息であっけなく立ち消えるのに重ねた言い方。
浮き沈み七度(うきしずみななたび)
長い人生には良いときもあれば悪いときもあり、それを何度も繰り返すということ。
思い面瘡、思われ面皰(おもいおもくさ、おもわれにきび)
人に恋したり、誰かに思いを寄せられたりすると、にきびができるということ。「面瘡」は、にきびの意。
刀の錆(かたなのさび)
刀で人を斬り殺すこと。また、反対に刀で斬り殺されること。人を斬ると刀身に血がつき、それがもとで刀にさびが出ることから、こういう。 「刀の錆にする」「刀の錆になる」のように使い、相手を「斬ってやるぞ」とおどすせりふにもなる。言葉としては、もともと刀にできたさびを指す。 斬るにも値しないものを斬ることの意にも使う。
桂馬の高飛び(けいまのたかとび)
身分や実力に不相応な地位につくと、とかく失敗するおそれがあるということ。将棋で桂馬が進みすぎると歩に取られてしまうことがあることから。
寒さ小便、ひだるさ欠伸(さむさしょうべん、ひだるさあくび)
寒い時にはやたらと小便がしたくなり、空腹の時にはしきりに欠伸が出るということ。 「ひだるい」は、空腹であること。 「ひだるさ欠伸、寒さ小便」ともいう。
三寸の轄(さんずんのくさび)
ちっぽけで目立たないものが、じつは全体を支えるほどの大事な働きを担う、というたとえ。見た目の大小だけで値打ちを低く決めつけるな、との戒めの意味も含む。 車軸の端に差しこみ、車輪が外れ落ちるのを止めているくさびは、長さが三寸、およそ九センチほどしかないのだが、これがあるおかげで車は千里もの遠い道のりを走りぬけられる。句はこの車のしくみにちなむ。 「三寸の轄」と短く言えば、物事のかなめ、つまり欠かせない大事な部分のことになる。 由来を同じくする四字熟語に[[三寸之轄*https://yoji.jitenon.jp/yojik/5488]]がある。見かけは小さくても侮れない点で、[[山椒は小粒でもぴりりと辛い*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3179.php]]と重なり合う。
思案投げ首(しあんなげくび)
よい案が浮かばずに悩み、首を傾けている様子。 「思案」はいろいろと考えること。 「投げ首」は首を傾げている様子。
地獄の上の一足飛び(じごくのうえのいっそくとび)
きわめて危険な行為のたとえ。
蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)
同類のことは同類が一番よくわかるというたとえ。 蛇の通る道は、他の蛇がよく知っているとの意から。
十三日の金曜日(じゅうさんにちのきんようび)
欧米では凶事を呼ぶ日として嫌われ、この日を避ける習わしがある。 最後の晩餐の席に着いたのが十三人であったこと、キリストが十字架にかけられたのが金曜であったこととを結び付けた説がよく知られるが、言い伝えは一つに定まっていない。
雀の糠喜び(すずめのぬかよろこび)
喜んだ後に当てがはずれることのたとえ。 雀が籾(もみ)を見つけて喜んだ後、米は無く糠のみだと分かりがっかりすることから。
月の前の灯(つきのまえのともしび)
立派なものに比較されて見劣りがすることのたとえ。名月の夜には灯火は目立たないことから。
土仏の水遊び(つちぼとけのみずあそび)
無謀なふるまいで、自分から破滅に向かうことのたとえ。 土で作られた仏が水遊びをすると溶けてしまうことから。 「土人形の水遊び」「雪仏の水遊び(日向遊び)」ともいう。
ぬか喜び(ぬかよろこび)
いったん喜んだあと、あてが外れること。
猫に木天蓼(ねこにまたたび)
猫がまたたびに目がないように、何よりの好物をいう。また、与えれば相手の心をたちまちとらえるほど、よく効くもののたとえ。
白眉(はくび)
多くのものの中で、最もすぐれたものや人のたとえ。中国、蜀に秀才の五人兄弟がいたが、中でも四男の馬良が特に優秀で、眉に白い毛が混じっていたという故事から。
「歴史小説の[白眉]」風前の灯火(ふうぜんのともしび)
危険が差し迫り、危ういことのたとえ。風の吹き付ける所にある灯の意から。
身から出た錆(みからでたさび)
自分でしたよくない行いが原因となって、あとで自分がつらい目にあうこと。
藪医者の病人選び(やぶいしゃのびょうにんえらび)
確かな腕を持たない者ほど、引き受ける相手や仕事をより分けたがるということ。 見立てのおぼつかない医者が、手に負えそうな患者ばかりを選んで診るとの意から。 「藪薬師の病人選び」ともいう。
藪蛇(やぶへび)
放っておけば済んだことにわざわざ手を出し、面倒や災いを自分から呼び込んでしまうことのたとえ。 「藪をたたいて蛇を出す」とも、略して「藪蛇」ともいう。
闇夜の灯火(やみよのともしび)
手立てがなく弱り切っているところへ、助けになるものが折よく目の前に出てくるたとえ。 「闇夜の灯火」ともいう。
弄瓦の喜び(ろうがのよろこび)
女の子が授かったことを言祝ぐ言い方。糸を撚る道具を枕辺に置いて、手先の利く子に育つよう祈った昔の習わしから出た。
弄璋の喜び(ろうしょうのよろこび)
男の子が授かったことを言祝ぐ言い方。玉で作った器を握らせ、位を得る身に育つようにと親が念じたことに拠る。
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