「び」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 27 件
「び」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
びくともしない(びくともしない)
その物に何をしても少しも動かないこと。 または、何があっても動揺したり、驚いたりしないこと。
比丘尼に笄(びくににこうがい)
不必要なこと。また、不似合いなことのたとえ。「比丘尼(びくに)」は仏門に入った女性、「笄」は髪飾りの一種。髪のない比丘尼に髪飾りは必要ないことから。
美女舌を破る(びじょしたをやぶる)
君主が美女に惑わされて、いさめる忠臣の言葉も聞き入れられないということ。
美女は悪女の敵(びじょはあくじょのかたき)
器量の良い女は、そうでない女から仇のように恨まれるということ。人より恵まれている者が、そのことだけで憎まれる場面にも広げて使う。 「醜婦」は器量の悪い女。世に美人がいるから自分の肩身が狭いのだと思い込み、恨みの矛先を美人へ向ける。 『説苑』尊賢篇にある句で、もとは徳のある人物が乱れた世では遠ざけられることを言うために引かれた。 「美女は悪女の敵」ともいう。この「悪女」も不美人の意。
美人というも皮一重(びじんというもかわひとえ)
美人かどうかは体を包む皮一枚のことで、人間の本質には関係がない。人を外見だけで判断してはいけないということ。
美人に年なし(びじんにとしなし)
美しい女性は、まるで年をとらないかのように、何歳になっても若く美しく見えるということ。
美人は言わねど隠れなし(びじんはいわねどかくれなし)
美人の存在は、自分から吹聴しなくても自然と世間に知れ渡るということ。
尾生の信(びせいのしん)
固く約束を守ることのたとえ。また、生真面目で融通がきかないことのたとえ。 中国の春秋時代、魯の尾生という男が、橋の下で女と会う約束をして待っているうちに大雨で増水したが、そのまま待ち続けて水死したという故事から。
鼻祖(びそ)
物事を最初に始めた人のこと。元祖。中国で、胎内ではまず鼻から形作られるとされていたことから。
鐚一文(びたいちもん)
ごくわずかな金のこと。「鐚」は、「鐚銭」の略で質の悪い銭の意。
尾大掉わず(びだいふるわず)
上に立つ者より下の者の勢いが強く、制御しにくいことのたとえ。 尾があまりに大きいと、自由に動かせないとの意から。
美中に刺あり(びちゅうにとげあり)
きれいなものには、たいてい針が隠れているということ。 心を奪われた先に痛い目が待っているので用心せよ、という戒め。
微に入り細を穿つ(びにいりさいをうがつ)
非常に細かいところまで気を配る様子。
美味も喉三寸(びみものどさんずん)
どんなにおいしいものでも、おいしいと感じるのは喉までの三寸ほどを通る間のことで、腹に入ってしまえばまずいものと変わらないということ。また、どんなにうれしい事もほんのひとときにすぎないというたとえ。
屏風と商人は直ぐには立たぬ(びょうぶとあきんどはすぐにはたたぬ)
商いをする者は、自分の理を押し通していては続かない。 頭を下げ、身をたわめたところに、はじめて客がつく。 「屏風と商人は直ぐには立たぬ」「商人と屏風は曲がらねば立たぬ」ともいう。
秒読みに入る(びょうよみにはいる)
物事が起こる時間が間近に迫っていること。 「秒読み」は開始や終了までの時間を秒単位で読み上げること。
美禄(びろく)
「酒は天が与えてくれた贈り物である」と酒をたたえる言葉。 「天の美禄」「美禄」ともいう。
枇杷が黄色くなると医者が忙しくなる(びわがきいろくなるといしゃがいそがしくなる)
実が熟れて黄を帯びる時分は、体を壊す者が増えて診療所が立て込む。暑さが人の身にこたえる季節を、庭先の色で言い当てた。
鬢糸茶烟の感(びんしさえんのかん)
盛りを過ぎた身が、茶を煎じるけむりのかたわらで、かつての放埒だった日々を遠く眺めやる心持ち。「鬢糸」は白くなった横鬢の毛、「茶烟」は茶を焙じる煙を指す。
貧乏柿の核沢山(びんぼうがきのさねだくさん)
暮らし向きの苦しい家ほど、かえって子だくさんだということ。 「貧乏柿」は小ぶりの渋柿。実が小さいわりに種ばかり詰まっているさまに、「核(さね)」と「子」を掛けて言ったもの。
貧乏籤を引く(びんぼうくじをひく)
損な役割をさせられること。
貧乏怖いものなし(びんぼうこわいものなし)
失う物を持たない人に、怖いものは何もないということ。
貧乏難儀は時の回り(びんぼうなんぎはときのまわり)
金に困り苦労が重なるのも、当人の至らなさというより時のめぐり合わせであって、嘆いてばかりいることはないということ。
貧乏人の子沢山(びんぼうにんのこだくさん)
金のない家に限って子どもの数が多いものだということ。 灯火の油代を惜しんで日暮れとともに床につくからだ、という説き方もある。
貧乏は達者の基(びんぼうはたっしゃのもと)
貧しければ夜更かしもできず、体を動かして働くよりほかにないから、かえって丈夫に過ごせるということ。
貧乏花好き(びんぼうはなずき)
身分不相応なことのたとえ。 貧乏人が花作りを好むとの意から。
貧乏暇なし(びんぼうひまなし)
貧乏すると、生活に追われて少しも時間の余裕がないということ。
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