「変化しない」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「変化しない」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全40件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
相手になる人は次々と変わっているのに、こちらは変わらず同じことを繰り返し続けること。 進歩や変化のみられない様子をいう言葉。 「相手変われど手前変わらず」ともいう。
石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
石と金を継ぎ合わせた名の人物に、金物の被り物まで載せた形。 金にも色にも心を動かされず、遊びの誘いにも乗らない性分を茶化した言い方。 短く「石部金吉」だけでも使う。
産屋の風邪は一生つく(うぶやのかぜはいっしょうつく)
生まれて間もない時期に身についたものは、後から取り除きにくい。 赤子のうちに風邪をひかせると、その体質が生涯ついて回るとされた。
漆は剝げても生地は剝げぬ(うるしははげてもきじははげぬ)
人の持って生まれた素質は変わることはないというたとえ。 漆器の表面の漆は剝げ落ちても、下の生地は剝げることはないことから。
浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
悪い習慣はあらためにくいということ。 浮気も乞食も一度味をしめたらやめられないとの意から。 「浮気」と「乞食」の「き」を語呂合わせしたもの。
枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
災いや悪事を根絶するのは難しいということ。 たとえ枝は枯れても、根は土の中に残っているとの意から。
榎の実はならばなれ、木は椋の木(えのみはならばなれ、きはむくのき)
取り違えだった証拠が目の前に出ても、一度口にした言い分は引っ込めない。誤りを認めるくらいなら通し続けるという構え。 榎と椋は見分けのつきにくい木。
型に嵌まる(かたにはまる)
することも言うことも、どこかで見た形の繰り返しになっている。 その人でなければ出てこないはずの手触りが、どこを探しても見当たらない。
型に嵌める(かたにはめる)
あらかじめ用意した枠を当てがい、外へ出る動き方や考え方を許さない。 育てる側が、同じ寸法の人間を並べようとするときに使う。
形の如く(かたのごとく)
ものごとが決まった法則の通りに行われるさま。
蟹を縦に歩かせることはできない(かにをたてにあるかせることはできない)
横に歩く蟹を縦に歩かせるのは無理なように、生まれつきの性格は変えられないということ。
嚙む馬はしまいまで嚙む(かむうまはしまいまでかむ)
悪い癖は簡単には直らないことのたとえ。人を噛む癖のある馬は、死ぬまで噛むということから。 「嚙」は「噛」とも書く。
告朔の餼羊(こくさくのきよう)
古くからのしきたりは、むやみに廃止すべきではないということ。また、形式ばかりで実質がないしきたりのこと。 「告朔」は、古代中国で、諸侯が天子から受け取った新しい年の暦をいったん祖先の廟に納め、毎月一日に祭事を行い、その月の暦を国内に施行した儀式のこと。 「餼羊」は、その祭事に供えるいけにえの羊。 告朔の意義が廃れて羊を供える儀式だけが残った時、いけにえを廃止しようとしたが、孔子が告朔の儀式が全て廃れてしまうのを惜しんだという故事から。
腰が据わる(こしがすわる)
落ち着いて物事に取り組める構えができていること。 また、職業や地位が定まって長く続いていること。 腰の位置が定まって動かないとの意から。 場所にとどまる動作をいう「尻を据える」に対して、こちらは人の構えや状態をいう。
腰を落ち着ける(こしをおちつける)
転職や転居などをくり返していた人が一つの所に長く留まること。 また、ものごとにじっくりと取り組むこと。
腰を据える(こしをすえる)
一つの場所に落ち着くこと。 また、落ち着いて物事を行うこと。
乞食を三日すれば忘れられぬ(こじきをみっかすればわすれられぬ)
楽なほうへ傾いた暮らしは、ほんの数日で身に馴染んでしまう。骨を折らずに済む日々をいちど知ると、もとの働きぶりには戻りにくい。
琴柱に膠す(ことじににかわす)
一度決めたやり方を動かせず、場面が変わっても同じ手しか出せないこと。琴の糸を支える琴柱を膠で貼りつけてしまえば、音の高さを変えようがなくなることから。
習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
習慣はいつしか深く身について、まるで生まれつきの性質のように日常生活に影響を及ぼすということ。
尻が暖まる(しりがあたたまる)
長い期間同じ場所にいて慣れること。 または、同じ所に長く勤めて落ち着くこと。
尻を落ち着ける(しりをおちつける)
訪問先などに長く留まること。 または、転職や転居などを繰り返していた人が一つの所に長く留まること。
尻を据える(しりをすえる)
一つの場所に腰を下ろして、長くとどまること。 じっくり事に当たるために動かずにいる場合にも、いつまでも去らずにいる場合にもいう。 人の構えをいう「腰が据わる」に対して、こちらは場所にとどまる動作をいう。
十年一日の如し(じゅうねんいちじつのごとし)
長い年月が経っても、少しも変わらず同じ状態である様子。 十年経っても、最初の一日と同じであるとの意から。
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)
小さい頃に身についた習慣は、年をとっても改まりにくいというたとえ。 雀は死ぬまで、踊るように飛び跳ねて歩くとの意から。
先入、主となる(せんにゅう、しゅとなる)
前から持っている固定的な観念が、新しい考えの妨げになってしまうこと。 前もって抱いている考えが主となり、後からの考えが従となるとの意から。 この語から「先入観」や「先入主」という語ができた。
泰山の安きに置く(たいざんのやすきにおく)
泰山のように、揺るぎないものとしてどっしりと安定させること。 中国の名山である泰山は、古くから動じないものの象徴とされる。
蓼の虫は蓼で死ぬ(たでのむしはたででしぬ)
習い覚えた仕事を一生続け、他の仕事に移らないことのたとえ。辛い蓼の葉を好んで食べる虫は、辛くない他の草に移ろうとはせず、一生蓼を食べ続けるということから。
鶴の脛も切るべからず(つるのはぎもきるべからず)
ものにはそれぞれ固有の性質があり、無理に変えようとしてはならないということ。 鶴のすねは長いが、鶴にとっては必要な長さなので切ってはならないとの意から。 後に「鴨の脛も継ぐべからず」と続けてもいう。
梃子でも動かない(てこでもうごかない)
どんな手段を用いても、絶対にその場から動かないことのたとえ。 または、どんな事があっても、頑として言うことをきかないことのたとえ。 梃子は小さな力で大きなものを動かすことができるが、その梃子を用いても動かすことができないことから。
根が生える(ねがはえる)
その場所に留まってすこしも動かないこと。
根を生やす(ねをはやす)
ある場所に長くとどまり、居続けること。また、ある考え方や風習、習慣などが人々の間に定着すること。
根を張る(ねをはる)
植物が根を深くのばして地中に行きわたらせること。転じて、考え方や風習、習慣などが、ある場所や社会の中に深く定着すること。
判で押したよう(はんでおしたよう)
いつも同じことを繰り返していて変化がない様子。 「判子で押したよう」ともいう。
馬鹿は死ななきゃ治らない(ばかはしななきゃなおらない)
愚か者の性質は治そうとしても治らない、手の施しようがないということ。
びくともしない(びくともしない)
その物に何をしても少しも動かないこと。 または、何があっても動揺したり、驚いたりしないこと。
無患子は三年磨いても黒い(むくろじはさんねんみがいてもくろい)
生まれつきの性質は変えることはできないというたとえ。 「無患子」は、山地に生える落葉高木。種子は黒色で羽根つきの羽根の玉に使われる。 その黒色の種子をいくら磨いても白くはならないとの意から。
病は治るが癖は治らぬ(やまいはなおるがくせはなおらぬ)
病気は治療次第で治るが、身についた癖を治すのは難しいということ。
山の芋鰻とならず(やまのいもうなぎとならず)
世の中では突拍子もない変化は起こらないというたとえ。
例によって例の如し(れいによってれいのごとし)
今度もまた前と寸分違わない運びになった、と言うときの言い回し。期待した目新しさが何一つ無かったという気分がこもる。
我が心石に非ず、転ずべからず(わがこころいしにあらず、てんずべからず)
心が確固として不動であることのたとえ。 自分の心は石ではないから、転がして動かすことはできないということ。
