「走」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 23 件
「走」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。 「悪事千里を行く」ともいう。
韋駄天走り(いだてんばしり)
非常に速く走ること。 「韋駄天」は、非常に足が速いとされる仏法の守護神。 その韋駄天のような速さで走るとの意から。
一馬の走る、一毛の動かざるは無し(いちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし)
人々を率いる者がひとたび動き出せば、つき従う者たちもみな、そろって動き出すということ。 馬が一頭駆けだせば、体じゅうの毛は一本の例外もなく揺れる。その姿を人の集まりに当てはめた言葉。「奔」の字は、勢いよく走るという意味。 南北朝時代の中国で梁や北周に仕えた詩人、庾信の「擬連珠」という作品にある句。原文では、人々を治める君主には民の命がかかっており、その君主が世を去れば天下の人の心も大きく揺らぐ、と述べたあとにこの句が置かれている。さらに、舟が一そう沈めば積んでいた物もみな水に沈む、という句が対になって続く。 [[頭が動けば尾も動く*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1102.php]]と、述べている中身はほぼ重なる。
狂人走れば不狂人も走る(きょうじんはしればふきょうじんもはしる)
自分なりの考えが定まっていないと、周りの人のすることにつられて、ついそれと同じ行動を取ってしまいがちな、人の性質を言い表すたとえ。 正気をなくした人がいきなり駆け出せば、正気の人までもがそのあとを追いかけて走りだすことから。 一人につられて大勢が動く様子を、動物の姿に置きかえて語ったことわざに[[一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2527.php]]や[[一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2507.php]]が挙げられる。意味の近い四字熟語としては[[付和雷同*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1445.html]]がある。
狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)
重宝されていたものも必要なくなれば捨てられることのたとえ。また、敵が滅びると有能な家臣も不要になり殺されてしまうことのたとえ。 「狡兎」はすばしこいうさぎ、「走狗」は猟犬のこと。 獲物である兎が死んでしまえば、猟犬は不要になり煮て食べられるとの意から。
駒の朝走り(こまのあさばしり)
はじめに元気を出し過ぎて、最後まで続かないことのたとえ。 「駒」は、馬のこと。 馬は出発した朝は元気よく走るが、やがて疲れてしまい元気がなくなることから。 「駒の朝勇み」「小馬の朝駆け(朝勇み)」ともいう。
才に走る(さいにはしる)
能力や才能を過信して地道な努力や注意を怠ること。
鞘走りより口走り(さやばしりよりくちばしり)
失言は鞘走りよりも危険であるということ。 「鞘走り」は刀の鞘が緩いために刀が抜け出ること。
三十六計走るを上計となす(さんじゅうろっけいはしるをじょうけいとなす)
様々な計略があるが、困ったときは逃げるのが最良の策だということ。 「三十六計」は、古代中国の兵法で使われた三十六種類のはかりごと。 三十六種類の計略のうち、逃げるという計略に及ぶものはないとの意から。
死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
生前の威信が死後も保たれ、人々を恐れさせるたとえ。 中国、蜀の諸葛孔明が魏の司馬仲達と対陣中病死した。退却しようとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明の遺命に基づいて反撃の姿勢を見せたため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのではないかと恐れ退却したという故事から。
枝葉に走る(しようにはしる)
重要でない部分に注力して、本質を見失うこと。
師走女房難つけな(しわすにょうぼうなんつけな)
年の瀬は忙しく、女たちは身なりに構う暇などないので、文句を言ったりするなということ。
脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)
自分の身にやましいところのある者は、落ち着いて生活することができないということ。 脛に傷のある者は笹が傷にふれると痛いので笹原を走り抜ける、または後ろめたいことがある者は笹の葉のそよぐ音にもおびえて走り出すとの意から。
銭は足なくして走る(ぜにはあしなくしてはしる)
お金には足がないのに、走るような速さで次々と持ち主を替えるということ。 お金は一か所にとどまらず、すぐに手もとを離れて世の中をめぐるものだというたとえ。 中国の魯褒が書いた「銭神論」にある言葉から。
馳走終わらば油断すな(ちそうおわらばゆだんすな)
人がご馳走してくれる時は何か魂胆があるかもしれないので油断するなということ。
二月は逃げて走る(にがつはにげてはしる)
正月が終わったと思っていると、二月もあっという間に終わり、すぐに三月がやってくる。二月は、まるで走って逃げるかのように早く過ぎ去るように感じるということ。 「二月」と「逃げる」の「に」を掛けて言ったもの。 「二月は逃げて去る」ともいう。
走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)
すでに十分な速さのものを、それでもまだ急がせる。 加減より、行けるところまで行かせるほうを選ぶ。 「駆ける馬にも鞭」「駆け馬に鞭」ともいう。
走り馬の草を食うよう(はしりうまのくさをくうよう)
駆けていた馬が立ち止まって草を食み、また駆け出す。物事の進み方にむらがあって、はかどり方が一定しないことのたとえ。
走れば躓く(はしればつまずく)
物事は急ぐと失敗しやすいので、落ち着いてじっくり取り組めということ。 焦って走ると、躓(つまず)いて転んでしまうとの意から。
筆を走らせる(ふでをはしらせる)
筆先がよどみなく動き、勢いに乗って書き進めること。
虫酸が走る(むしずがはしる)
顔を見るのも声を聞くのも我慢ならず、みぞおちからせり上がってくるものがある。 「虫酸」とは、胸がむかむかしたときに口までこみ上げてくる、酸っぱい胃液のこと。
利に走る(りにはしる)
利益を得ることにひたすらこだわること。
我が事と下り坂に走らぬ者なし(わがこととくだりざかにはしらぬものなし)
自分に関することとなれば、下り坂で自然と早足になるように、自ら進んで走りまわるということ。
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