一馬の奔る、一毛の動かざるは無し

ことわざ「一馬の奔る、一毛の動かざるは無し」の意味・読み方を解説します。

言葉一馬の奔る、一毛の動かざるは無し
読み方いちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし
意味人々を率いる者がひとたび動き出せば、つき従う者たちもみな、そろって動き出すということ。
馬が一頭駆けだせば、体じゅうの毛は一本の例外もなく揺れる。その姿を人の集まりに当てはめた言葉。「奔」の字は、勢いよく走るという意味。
南北朝時代の中国で梁や北周に仕えた詩人、庾信の「擬連珠」という作品にある句。原文では、人々を治める君主には民の命がかかっており、その君主が世を去れば天下の人の心も大きく揺らぐ、と述べたあとにこの句が置かれている。さらに、舟が一そう沈めば積んでいた物もみな水に沈む、という句が対になって続く。
頭が動けば尾も動くと、述べている中身はほぼ重なる。
例文部長が自分から定時に退社するようにしたところ、課の全員がそろって早く帰り始めた。まさに一馬の奔る、一毛の動かざるは無しだ。
出典庾信「擬連珠」
場面馬 / 上の立場の人の心得
使用漢字一 / 馬 / 奔 / 毛 / 動 / 無

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