朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う

ことわざ「朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う
読み方あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう
意味金持ちや力のある人の家へ朝夕かよって機嫌をうかがい、その後ろについて回ること。出世の手がかりをつかむために、気の進まない付き合いを続けるつらさやみじめさをいう。
唐の詩人杜甫が、都で役人の職を求めていたものの、いつまでも取り立ててもらえなかったころの暮らしを嘆いた詩の句から。朝はお金持ちの家の門をたたき、日が暮れれば、よく太った馬で出かける人の後ろを歩いて、その馬が巻き上げる土ぼこりをかぶるという意味。
「富児」は金持ちのこと。同じ詩には、このすぐ前に「紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る」の句がある。身分の高い人にへつらう似た言葉に「塵を望んで拝す」がある。
例文若いころは役を得たい一心で、朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随うような日々を送ったと、祖父はほろ苦く語った。
出典杜甫「奉贈韋左丞丈二十二韻」
異形 肥馬の塵に随う(ひばのちりにしたがう)
場面こびへつらう
使用漢字朝 / 富 / 児 / 門 / 扣 / 暮 / 肥 / 馬 / 塵 / 随

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