眼裏に塵あって三界窄し
ことわざ「眼裏に塵あって三界窄し」の意味・読み方を解説します。
眼裏に塵あって三界窄し
がんりにちりあってさんがいすぼし
| 言葉 | 眼裏に塵あって三界窄し |
|---|---|
| 読み方 | がんりにちりあってさんがいすぼし |
| 意味 | 心にほんの少しでも迷いが残っていれば、物事のありのままの姿はつかめず、正しく見定めるのも難しくなる。心の曇りが物を見る目を狂わすのをたとえた句。
目に細かなちりがひとつ入っただけで、まわりの世の中までがせまく、かすんで映るところから。仏教の「三界」は、迷いの中で生まれ変わりをくり返す世界のすべてをいうが、この句では世の中全体の意味になる。「窄し」は、すぼまっていてせまいという意味。 ささいなものに目をふさがれ、肝心なことを見のがしてしまう点で、似た筋の句に「一葉目を蔽えば泰山を見ず」がある。 |
| 例文 | 大会前でそわそわして、仲間の助言まで疑ってかかっていたが、まさに眼裏に塵あって三界窄しで、迷いがあると何事も素直に受け取れなくなるものだ。 |
| 場面 | 目 / 信仰 |
| 使用漢字 | 眼 / 裏 / 塵 / 三 / 界 / 窄 |
「眼」を含むことわざ
- 一翳眼にあれば空華乱墜す(いちえいまなこにあればくうげらんついす)
- 一隻眼(いっせきがん)
- 色眼鏡で見る(いろめがねでみる)
- お眼鏡に適う(おめがねにかなう)
- 眼下に見る(がんかにみる)
- 眼光、紙背に徹す(がんこう、しはいにてっす)
- 眼光人を射る(がんこうひとをいる)
- 眼中に無い(がんちゅうにない)
- 眼中の釘(がんちゅうのくぎ)
- 眼中人なし(がんちゅうひとなし)
「裏」を含むことわざ
- 悪の裏は善(あくのうらはぜん)
- 足の裏の飯粒(あしのうらのめしつぶ)
- 足の裏の飯粒をこそげる(あしのうらのめしつぶをこそげる)
- 一の裏は六(いちのうらはろく)
- 一枚の紙にも裏表(いちまいのかみにもうらおもて)
- 裏表がない(うらおもてがない)
- 裏で糸を引く(うらでいとをひく)
- 裏には裏がある(うらにはうらがある)
- 裏の裏を行く(うらのうらをいく)
- 裏へ回る(うらへまわる)
「塵」を含むことわざ
- 朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう)
- 歩く足には塵が付く(あるくあしにはちりがつく)
- お髭の塵を払う(おひげのちりをはらう)
- 風の前の塵(かぜのまえのちり)
- 金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)
- 孔丘盗跖、倶に塵埃(こうきゅうとうせき、ともにじんあい)
- 後塵を拝する(こうじんをはいする)
- 塵溜めに鶴(ごみためにつる)
- 書を校するは塵を掃うが如し(しょをこうするはちりをはらうがごとし)
- 水晶は塵を受けず(すいしょうはちりをうけず)
「三」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 行き成り三宝(いきなりさんぼう)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
「界」を含むことわざ
- 女は三界に家なし(おんなはさんがいにいえなし)
- 金は世界の回り物(かねはせかいのまわりもの)
- 子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)
- 三界の火宅(さんがいのかたく)
- 三人知れば世界中(さんにんしればせかいじゅう)
- 三人寄れば公界(さんにんよればくがい)
- 世界は張り物(せかいははりもの)
- 世界半分自惚れしっかり(せかいはんぶんうぬぼれしっかり)
- 内界の財貨(ないかいのざいか)
「窄」を含むことわざ
- 肩を窄める(かたをすぼめる)
- 眼裏に塵あって三界窄し(がんりにちりあってさんがいすぼし)
- 屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる)
