糞桶の紐通し
ことわざ「糞桶の紐通し」の意味・読み方・異形などを解説します。
糞桶の紐通し
くそおけのひもとおし
| 言葉 | 糞桶の紐通し |
|---|---|
| 読み方 | くそおけのひもとおし |
| 意味 | 鼻すじが低く、小鼻が左右に張り出した鼻を、ばかにした言い方。
「糞桶」は、畑の肥やしにする人のふん尿を入れて運んだおけで、「肥担桶(こえたご)」ともいう。おけを担ぐときに使うひもの通し穴が二つあり、その並んだ形を、上を向いて大きく開いた鼻の穴に見立てた。 人の顔かたちをあざける言葉なので、面と向かって言えば、ひどく失礼になる。「肥担桶の紐通し」ともいう。鼻が低くて平たく、横へ広がったようすは「鼻が胡坐をかく」という。 |
| 例文 | 「人の鼻を糞桶の紐通しだなんて、ずいぶんひどい悪口を言うものだね」と祖母にたしなめられた。 |
| 異形 | 肥担桶の紐通し(こえたごのひもとおし) |
| 場面 | 人の容姿 / 鼻 |
| 使用漢字 | 糞 / 桶 / 紐 / 通 / 肥 / 担 |
「糞」を含むことわざ
- 犬の糞(いぬのくそ)
- 兎の糞(うさぎのふん)
- 金魚の糞(きんぎょのふん)
- 糞食らえ(くそくらえ)
- 先勝ちは糞勝ち(さきがちはくそがち)
- 自慢の糞は犬も食わぬ(じまんのくそはいぬもくわぬ)
- 蛸の糞で頭へあがる(たこのくそであたまへあがる)
- 遠きは花の香、近きは糞の香(とおきははなのか、ちかきはくそのか)
- 錦の袋に糞を包む(にしきのふくろにふんをつつむ)
- 猫が糞を踏む(ねこがばばをふむ)
「桶」を含むことわざ
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
- 糞桶の紐通し(くそおけのひもとおし)
- 鉄桶水を漏らさず(てっとうみずをもらさず)
「紐」を含むことわざ
- 数を言うまい羽織りの紐(かずをいうまいはおりのひも)
- 糞桶の紐通し(くそおけのひもとおし)
- 財布の紐が堅い(さいふのひもがかたい)
- 財布の紐は首に掛けるより心に掛けよ(さいふのひもはくびにかけるよりこころにかけよ)
- 財布の紐を締める(さいふのひもをしめる)
- 財布の紐を握る(さいふのひもをにぎる)
「通」を含むことわざ
- 息が通う(いきがかよう)
- 意地を通す(いじをとおす)
- 一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
- 一念、天に通ず(いちねん、てんにつうず)
- 一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
- 一脈相通ずる(いちみゃくあいつうずる)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 慇懃を通ずる(いんぎんをつうずる)
- 牛は願いから鼻を通す(うしはねがいからはなをとおす)
「肥」を含むことわざ
- 朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう)
- 口が肥える(くちがこえる)
- 座禅組むより肥やし汲め(ざぜんくむよりこやしくめ)
- 仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
- 私腹を肥やす(しふくをこやす)
- 天高く馬肥ゆ(てんたかくうまこゆ)
- 猫が肥えれば鰹節が痩せる(ねこがこえればかつおぶしがやせる)
- 二十過ぎての意見と彼岸過ぎての肥はきかぬ(はたちすぎてのいけんとひがんすぎてのこえはきかぬ)
- 彼岸過ぎての麦の肥、三十過ぎての男に意見(ひがんすぎてのむぎのこえ、さんじゅうすぎてのおとこにいけん)
- 人肥えたるが故に貴からず(ひとこえたるがゆえにたっとからず)
