小便一町糞一里
ことわざ「小便一町糞一里」の意味・読み方・異形などを解説します。
小便一町糞一里
しょうべんいっちょうくそいちり
| 言葉 | 小便一町糞一里 |
|---|---|
| 読み方 | しょうべんいっちょうくそいちり |
| 意味 | 連れ立って道を行くとき、用を足すために立ち止まると、そのつど連れにずいぶん遅れをとるということ。小便をすれば一町、大便をすれば一里も後れるというたとえ。
「町」と「里」は昔の道のりの単位で、一町はおよそ百九メートル、一里はおよそ四キロメートル。道中でトイレに寄るたびに仲間との間が開いていくようすを、二つの距離を並べて表している。 「小便一町飯一里」とも言い、その場合は食事のために遅れることも含む。また、小便なら一町、食事なら一里ぐらいはがまんして歩き続けられる、という解釈もされる。似た句に「小便一町糞八町」がある。 |
| 例文 | 山道の途中で用を足しに藪へ入ったら、戻ったときには仲間の背中がずっと先に小さく見えた。まさに小便一町糞一里で、追いつくのにひと苦労した。 |
| 異形 | 小便一町飯一里(しょうべんいっちょうめしいちり) |
| 場面 | 進みが遅い / 旅 |
| 使用語彙 | 小便 / 飯 |
| 使用漢字 | 小 / 便 / 一 / 町 / 糞 / 里 / 飯 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
「便」を含むことわざ
- 牛の小便(うしのしょうべん)
- 牛の小便と親の意見は長くても効かぬ(うしのしょうべんとおやのいけんはながくてもきかぬ)
- 嘘も方便(うそもほうべん)
- 風の便り(かぜのたより)
- 雁の便り(かりのたより)
- 寒さ小便、ひだるさ欠伸(さむさしょうべん、ひだるさあくび)
- 便りのないのはよい便り(たよりのないのはよいたより)
- 蚤の小便、蚊の涙(のみのしょうべん、かのなみだ)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「町」を含むことわざ
- 一町に三所(いっちょうにみところ)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- 麹町の井戸(こうじまちのいど)
- 小便一町糞一里(しょうべんいっちょうくそいちり)
- 町内で知らぬは亭主ばかりなり(ちょうないでしらぬはていしゅばかりなり)
- 町人の刀好み(ちょうにんのかたなごのみ)
「糞」を含むことわざ
- 犬の糞(いぬのくそ)
- 兎の糞(うさぎのふん)
- 金魚の糞(きんぎょのふん)
- 糞桶の紐通し(くそおけのひもとおし)
- 糞食らえ(くそくらえ)
- 暗がりの犬の糞(くらがりのいぬのくそ)
- 先勝ちは糞勝ち(さきがちはくそがち)
- 自慢の糞は犬も食わぬ(じまんのくそはいぬもくわぬ)
- 蛸の糞で頭へあがる(たこのくそであたまへあがる)
- 遠きは花の香、近きは糞の香(とおきははなのか、ちかきはくそのか)
「里」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 足を万里の流れに濯う(あしをばんりのながれにあらう)
- 牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)
- 牛も千里馬も千里(うしもせんりうまもせんり)
- 縁あれば千里(えんあればせんり)
- お里が知れる(おさとがしれる)
- 門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
- 唐物商いは千里一跳ね(からものあきないはせんりひとはね)
