狡兎死して走狗烹らるとは
狡兎死して走狗烹らる
こうとししてそうくにらる
言葉 | 狡兎死して走狗烹らる |
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読み方 | こうとししてそうくにらる |
意味 | 重宝されていたものも必要なくなれば捨てられることのたとえ。また、敵が滅びると有能な家臣も不要になり殺されてしまうことのたとえ。
「狡兎」はすばしこいうさぎ、「走狗」は猟犬のこと。 獲物である兎が死んでしまえば、猟犬は不要になり煮て食べられるとの意から。 |
出典 | 『史記』 |
使用語彙 | して |
使用漢字 | 狡 / 兎 / 死 / 走 / 狗 / 烹 |
「狡」を含むことわざ
- 狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)
「兎」を含むことわざ
- 兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)
- 兎も七日なぶれば噛みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
- 兎を見て犬を呼ぶ(うさぎをみていぬをよぶ)
- 兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
- 株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)
- 株を守りて兎を待つ(くいぜかぶをまもりてうさぎをまつ)
- 犬兎の争い(けんとのあらそい)
- 獅子は兎を撃つに全力を用う(ししはうさぎをうつにぜんりょくをもちう)
- しめこの兎(しめこのうさぎ)
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 往に跡へ行くとも死に跡へ行くな(いにあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 運を待つは死を待つに等し(うんをまつはしをまつにひとし)
- 親が死んでも食休み(おやがしんでもしょくやすみ)
「走」を含むことわざ
- 悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 駒の朝走り(こまのあさばしり)
- 才に走る(さいにはしる)
- 鞘走りより口走り(さやばしりよりくちばしり)
- 死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
- 枝葉に走る(しようにはしる)
- 師走女房難つけな(しわすにょうぼうなんつけな)
- 脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)
「狗」を含むことわざ
- 喪家の狗(そうかのいぬ)
- 鯛なくば狗母魚(たいなくばえそ)
- 天狗になる(てんぐになる)
- 天狗の飛び損ない(てんぐのとびそこない)
- 虎を描いて狗に類す(とらをえがいていぬにるいす)
- 虎を画きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす)
- 羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる)
- 羊頭を掛けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
- 竜を画いて狗に類す(りゅうをえがいていぬにるいす)
「烹」を含むことわざ
- 狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)