毛を謹んで貌を失う
ことわざ「毛を謹んで貌を失う」の意味・読み方・異形などを解説します。
毛を謹んで貌を失う
けをつつしんでかたちをうしなう
| 言葉 | 毛を謹んで貌を失う |
|---|---|
| 読み方 | けをつつしんでかたちをうしなう |
| 意味 | ささいな部分にこだわりすぎて、いちばん大事な全体や根本を見失うたとえ。
人の姿を絵にかくとき、毛の一筋一筋まで念入りに写そうと力を注ぐあまり、本人に似ない顔ができあがることから。「謹む」はここでは細部に心をくだく意味、「貌」は顔立ちや姿の意味。 もとは『淮南子』説林訓の一節で、弓を射る人が細かな一点を狙うのに気を取られ、大きなところを見落とす例と組をなす。見出しを「毛を謹みて貌を失う」とする辞典もある。趣旨の近い句に木を見て森を見ずが挙げられる。 |
| 例文 | 資料の細かな数字の確認に追われて発表の筋道が伝わらず、毛を謹んで貌を失う結果になった。 |
| 出典 | 『淮南子』説林訓 |
| 異形 | 毛を謹みて貌を失う(けをつつしみてかたちをうしなう) |
| 場面 | 見識が狭い |
| 使用漢字 | 毛 / 謹 / 貌 / 失 |
「毛」を含むことわざ
- 一馬の奔る、一毛の動かざるは無し(いちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし)
- 命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
- 馬痩せて毛長し(うまやせてけながし)
- 同じ羽毛の鳥は集まる(おなじうもうのとりはあつまる)
- 女の髪の毛には大象も繋がる(おんなのかみのけにはたいぞうもつながる)
- 髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
- 九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
- 毛色の変わった(けいろのかわった)
「謹」を含むことわざ
- 毛を謹んで貌を失う(けをつつしんでかたちをうしなう)
- 大行は細謹を顧みず(たいこうはさいきんをかえりみず)
「貌」を含むことわざ
- 毛を謹んで貌を失う(けをつつしんでかたちをうしなう)
