心ここに有らず
ことわざ「心ここに有らず」の意味・読み方を解説します。
心ここに有らず
こころここにあらず
| 言葉 | 心ここに有らず |
|---|---|
| 読み方 | こころここにあらず |
| 意味 | 心配ごとやほかの考えに心を取られていて、いま取り組んでいる事柄に気持ちを向けきれないようす。
相手の顔を見ていても話がまるで耳に残らない、大事な知らせを待つ間は何も手につかない、そうした状態のことである。 この句は、儒教の経典『礼記』のうち「大学」と呼ばれる篇にある文句を縮めたもの。その文は、心がよそへ行っていれば、見ても目に映らず、聞いても耳に届かず、食べても味が分からないと述べる。身を修めるにはまず心を正しく保つべきだ、という教えの中の言葉である。 その一節を続きまで言い表した形が心ここに在らざれば視れども見えず。ぼんやりした様子の近い言葉に上の空がある。 |
| 例文 | 明日の試合のことで頭がいっぱいの弟は、夕飯の間も心ここに有らずで、話しかけても生返事ばかりだった。 |
| 出典 | 『礼記』大学 |
| 場面 | 落ち着かない |
| 使用漢字 | 心 / 有 |
