渋柿が熟柿に成り上がる
ことわざ「渋柿が熟柿に成り上がる」の意味・読み方・異形などを解説します。
渋柿が熟柿に成り上がる
しぶがきがじゅくしになりあがる
| 言葉 | 渋柿が熟柿に成り上がる |
|---|---|
| 読み方 | しぶがきがじゅくしになりあがる |
| 意味 | あらゆる物事は、時の流れにつれて少しずつ姿を変える、というたとえ。また、腕前の足りない未熟な人でも、年月をかけるうちに一人前の力を身につける、というたとえ。
渋くてそのままでは口にできない柿も、木の上で日を重ねるうちに渋みが抜け、やわらかく甘い熟柿(よく熟した柿)に変わることから。渋柿から熟柿へのこの移り変わりを、地位の低かった者が出世する意味の「成り上がる」で描いている。 同じく渋柿をたとえにした句に渋柿の長持ちもある。ただし意味は別で、取り柄のない者ほど長く生き残ることをいう。 |
| 例文 | 入部したころは球拾いばかりだった後輩が、三年後の今は主将としてチームを引っぱっている。渋柿が熟柿に成り上がるを地で行く話だ。 |
| 異形 | 渋柿の熟柿に成り上がる(しぶがきのじゅくしになりあがる) |
| 場面 | 成長 / 変化する / 野菜・果物 |
| 使用語彙 | 渋柿 / 熟柿 |
| 使用漢字 | 渋 / 柿 / 熟 / 成 / 上 |
「渋」を含むことわざ
- 暗がりの渋面(くらがりのじゅうめん)
- 渋皮が剝ける(しぶかわがむける)
- 渋柿が熟柿に成り上がる(しぶがきがじゅくしになりあがる)
- 渋柿の長持ち(しぶがきのながもち)
「柿」を含むことわざ
- 青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 雨栗日柿(あまぐりひがき)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 柿が赤くなれば医者は青くなる(かきがあかくなればいしゃはあおくなる)
- 柿を盗んで核を隠さず(かきをぬすんでさねをかくさず)
- 桜折る馬鹿、柿折らぬ馬鹿(さくらおるばか、かきおらぬばか)
- 渋柿の長持ち(しぶがきのながもち)
- 吝ん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね)
- 貧乏柿の核沢山(びんぼうがきのさねだくさん)
「熟」を含むことわざ
- 青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 機が熟す(きがじゅくす)
- 渋柿が熟柿に成り上がる(しぶがきがじゅくしになりあがる)
「成」を含むことわざ
- 仇花に実は成らぬ(あだばなにみはならぬ)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 行き成り三宝(いきなりさんぼう)
- 一家の言を成す(いっかのげんをなす)
- 一家を成す(いっかをなす)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
- 学若し成らずんば死すとも帰らず(がくもしならずんばしすともかえらず)
