「変化する」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 76 件
「変化する」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全76件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
秋の空模様が非常に移ろいやすく、一日のうちで何度も変化すること。 転じて、人の心や物事の状態がめまぐるしく変わり、定まりにくいことのたとえ。
灰汁が抜ける(あくがぬける)
嫌みがなくなってすっきりとしたようす。
飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
世の中は激しく移り変わり、定まりがたいことのたとえ。 奈良県を流れている飛鳥川は、氾濫しやすく淵と瀬が絶えず移り変わるとの意から。 「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」という歌から。
頭を切り替える(あたまをきりかえる)
それまでの考え方から離れて、別の考え方や手法に改める。
新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
新しい内容を表現するためには、新しい形式が必要であるということ。
新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
新味のある中身を、古めかしい枠に押し込めること。 中身も枠もどちらも生きないという含みがある。
今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
泣いていた人が、すぐに機嫌を直して笑うこと。主に子どもの、気持ちの移り変わりの早さについていう。
歌は世につれ世は歌につれ(うたはよにつれよはうたにつれ)
歌は世相の変化に伴って変わっていき、世相も歌の流行に影響されるということ。
移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
時代が移り変われば世の中も変わっていくのが当然だということ。 「移り変わるは浮き世の習い」ともいう。
男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)
男の愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。 「男心と秋の空は一夜に七度変わる」ともいう。
鬼にもなれば仏にもなる(おににもなればほとけにもなる)
相手次第、出方次第で、鬼のようにこわい存在にもなれば、仏のようにやさしい存在にもなるということ。
女心と秋の空(おんなごころとあきのそら)
秋の空模様のように、女性の心が変わりやすいということ。
女の心は猫の目(おんなのこころはねこのめ)
女の心は気まぐれで変わりやすいことのたとえ。 女心は、猫の目が光によって形が変化するように変わりやすいとの意から。
隔世の感(かくせいのかん)
時代がすっかり移り変わってしまったという実感のこと。
風穴を開ける(かざあなをあける)
銃や刀などで胴体を貫くような穴を開けるという脅し文句のこと。 また、組織や状態が硬直しているところに、新しい風を吹きこむことのたとえ。
風の吹き回し(かぜのふきまわし)
そのときの成り行きによって、態度や気分などが変わること。 風の吹く方向が、その時々で変化することから。
角が取れる(かどがとれる)
年を取ったりして嫌味がなくなり、人柄が穏やかになること。
彼も一時、此れも一時(かれもいちじ、これもいちじ)
時とともに、世の中のことは移り変わっていくものである。だから、あの時はあの時、今は今で、あの時と今とを単純に比べることはできないということ。また、栄枯盛衰も一時限りであるということ。「彼」は、あの時の意。
変われば変わる(かわればかわる)
人や物がすっかり変わったことに対して、感心したり呆れたりしていう言葉。 「変わる」を強調した言い方。
昨日の襤褸、今日の錦(きのうのつづれ、きょうのにしき)
一日を隔てただけで、まとう物が粗末な布から上等な織りへ、あるいはその逆へ入れ替わる。 人の身の上は、それほど短い間に様変わりする。
昨日の敵は今日の友(きのうのてきはきょうのとも)
争っていた相手と、いつのまにか手を結んでいるという転変をいう。 利害や情勢が動けば、敵と味方の立場は容易に入れ替わる。
昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき)
人の心は変わりやすく当てにならないということのたとえ。 昨日まで親しくしていた友が今日は敵になってしまうことから。
昨日の淵は今日の瀬(きのうのふちはきょうのせ)
世の中の移り変わりが激しいこと、絶え間なく変化していくことのたとえ。 昨日まで深い淵だった所が、今日は浅い瀬になってしまうことから。
昨日は昨日、今日は今日(きのうはきのう、きょうはきょう)
昨日のあったことが、今日もあるわけではない。日々情勢が変わり、昨日と今日は違うということ。
昨日は嫁、今日は姑(きのうはよめ、きょうはしゅうとめ)
時の流れが非常に早く、人の境遇も変わりやすいということのたとえ。
気持ちが傾く(きもちがかたむく)
当初とは考え方や感じ方が変わり、次第にそれが好ましく感じられて惹きつけられること。
旧套を脱する(きゅうとうをだっする)
古くからのやり方を廃止して、新しい方式や方向を目指すこと。 「旧套」は、古くからの形式や慣習のことで、それから脱却するとの意から。
今日の情けは明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)
差し向けられた情けが、そのまま先々の敵意に転じる場合がある。 情け一つで結ばれた仲は、事情が動けばあっけなくほどけてしまうという見方。
居は気を移す(きょはきをうつす)
住む場所や地位によって、人の性格や考え方は変わるということ。
雲となり雨となる(くもとなりあめとなる)
①男と女が身も心も深く寄り添うさま。楚の懐王の夢に立った神女が、朝は雲に、夕べは雨になって通うと告げた話にちなむ。②人の気持ちがそのたびに入れ替わり、きのうの近しさが今日は失せているさま。手をひるがえせば雲がわき、返せば雨が落ちるという杜甫の詩句による。
君子は豹変す(くんしはひょうへんす)
人の態度や意見ががらりと変わることのたとえ。 豹の毛が生え変わって斑紋が鮮やかになるように、君子は過ちに気付いたらすぐにそれを改めて新しくするということ。 本来は良い方向へ変わる意味で用いたが、現在では悪い方向へ変わる意味で用いることが多い。
圭角が取れる(けいかくがとれる)
角が取れて人柄が円満になること。 「圭角」は玉(ぎょく)のとがったところのことで、それが取れることから。
げらげら笑いのどん腹立て(げらげらわらいのどんばらたて)
大声で笑っていたかと思うと突然腹を立てるような感情の起伏の激しい人のこと。 「どん腹立て」の「どん」は、腹を立てることを強める接頭語。 「げたげた笑いのどん腹立て」ともいう。
攻守所を変える(こうしゅところをかえる)
攻め手と守り手の立場が逆転すること。互いの立場が逆転すること。
心が動く(こころがうごく)
考え方や気持ちなどが揺さぶられること。 「心が動かされる」ともいう。
心を動かす(こころをうごかす)
興味関心を誘われて、その気になること。 または、感動して心を打たれること。 また、動揺して心が乱れること。
心を移す(こころをうつす)
これまでとは別の対象に気持ちや愛情、関心などを向けること。
転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
活発に行動をしている人は常に健康で生き生きしていられることのたとえ。また、転職や転居を繰り返す人は地位も得られず金も貯まらないことのたとえ。 「転石苔を生せず」「転石苔むさず」ともいう。
今昔の感(こんじゃくのかん)
今と昔を比較して、その変化の大きさをしみじみと感じる気持ちのこと。
塩を売れば手が鹹くなる(しおをうればてがからくなる)
仕事の癖や習慣は、いつの間にか身について、生まれつきのようになっているというたとえ。毎日塩を売っていれば、自然と手が鹹くなっているということから。
宗旨を変える(しゅうしをかえる)
それまでの主義や主張、趣味、仕事などを別のものにすること。信仰する宗教や宗派を別のものにするということから。
姑に似た嫁(しゅうとめににたよめ)
嫁は姑に仕込まれているうちに、だんだん姑に似てくるということ。
朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
人は交際する相手によって善にも悪にもなるというたとえ。 赤いものに触れると赤くなるように、人も周りの影響を受けるということ。
蝨は頭に処りて黒し(しらみはかしらにおりてくろし)
置かれた場所の色合いに、いつのまにか自分の色を明け渡している。 群れの中に紛れれば、もとのままではいられない。
白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
人はもと白いまま世に出て、行き着く先しだいで善くも悪しくも染め上がる。 そのさだめのなさを痛ましく思う言い方。
新紀元を画する(しんきげんをかくする)
そこを境に前と後とがはっきり分かれるほどの節目をつくる。 一つの出来事が、以後の道筋をそっくり書き換える。
地獄も住み処(じごくもすみか)
住み慣れてしまえば、たとえ地獄のようなひどい所でも、住み心地がよくなるというたとえ。
時代が付く(じだいがつく)
作られてから長い年月を経て、新しい品には出せない落ち着きをまとう。 道具や建物に対して、古さを褒める側から言う。
情が移る(じょうがうつる)
次第に愛情が沸いてくること。
雀、海に入って蛤となる(すずめ、うみにいってはまぐりとなる)
思いがけない変化があることのたとえ。晩秋の海辺で騒ぐ雀が蛤になるという中国の古い俗信から。
住めば都(すめばみやこ)
どんな所でも住み慣れると、住みよく思われてくるというたとえ。
滄海変じて桑田となる(そうかいへんじてそうでんとなる)
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 「滄海」は大海のこと。 「桑田」は桑畑のこと。 桑畑だった所が大海になるような変化が起こるとの意から。 「桑田変じて滄海となる」「滄桑の変」ともいう。
掌を返す(たなごころをかえす)
てのひらを返すように物事が簡単に出来ることのたとえ。 または、言葉や態度などをがらりと変えることのたとえ。
宙に舞う(ちゅうにまう)
地面から離れ、風に乗ったように体や物が動く。 胴上げされた人や、吹き上げられた花びらの様子にいう。
月日変われば気も変わる(つきひかわればきもかわる)
月日が経てば人の気持ちも変わる。人の心は定まったものではなく、変化していくということ。
梃子入れをする(てこいれをする)
衰えているものに手を加えて改善すること。 または、下落している相場を人為的に操作して引き上げること。 「梃子入れ」は「梃入れ」とも書く。
手の平を返す(てのひらをかえす)
言葉や態度などをがらりと変えることのたとえ。 「手の裏を返す」ともいう。 「手を返す」ともいう。
手を翻せば雲となり、手を覆せば雨となる(てをひるがえせばくもとなり、てをくつがえせばあめとなる)
人の心の変わりやすいことのたとえ。 手のひらを上に向ければ雲がわき、手のひらを下に向けると雨が降るとの意から。
時移り事去る(ときうつりことさる)
時が過ぎゆくうちに、かつて時めいたものも、もとの姿をとどめなくなること。
年を追う(としをおう)
ある傾向が時間と共に強まり続けたり、弱まり続けたりすること。
握れば拳、開けば掌(にぎればこぶし、ひらけばてのひら)
たとえ同じものでも、気持ちや状況次第で変化することのたとえ。 手を握ると人を殴る拳になり、手を開けば人をなでる掌(てのひら)になるとの意から。
猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)
相手や状況しだいで、おとなしくもなれば凶暴にもなるということのたとえ。
猫の目のよう(ねこのめのよう)
物事の移り変わりが激しいことのたとえ。猫の目が明るさによって形を変えるところから。
測り難きは人心(はかりがたきはひとごころ)
人の心ほど理解しがたいものはないということ。また、人の心が変わりやすく頼りにならないことにもいう。
人が変わる(ひとがかわる)
それまでと別の人であるかのように、性格や顔つき、人柄などが変わること。
豹変(ひょうへん)
態度や意見ががらりと変わること。 豹の毛が生え変わって斑紋が鮮やかになるように、君子は過ちに気付いたらすぐにそれを改めて新しくするという意味の「君子は豹変す(くんしはひょうへんす)」に由来する。 本来は良い方向へ変わる意味で用いたが、現在では悪い方向へ変わる意味で用いることが多い。
淵は瀬となる(ふちはせとなる)
世のなりゆきも人の身の上も、いつまでも同じ姿ではいない。 昨日まで深くよどんでいた場所が、今日は足の届く早瀬に変わっている。
丸くなる(まるくなる)
かどが取れて、穏やかな人柄になること。
水は方円の器に随う(みずはほうえんのうつわにしたがう)
人は交友関係や環境しだいで、良くも悪くもなるというたとえ。 「方円」は四角形と円形のこと。水は容器の形によって四角にも丸くもなるということから。
身は習わし(みはならわし)
人は環境や習慣次第でどのようにも変化するものだということ。
昔は昔、今は今(むかしはむかし、いまはいま)
昔と今は状況が違うのだから、昔がこうだから今もこうあるべきだという理屈は成り立たないということ。
目先を変える(めさきをかえる)
今までとは違う印象を与えるために、趣向を変えること。
面目を一新する(めんぼくをいっしんする)
今までの様子を改めること。
装いを新たにする(よそおいをあらたにする)
今までの印象を変えるため、外観などを新しくすること。
世の中は三日見ぬ間の桜かな(よのなかはみっかみぬまのさくらかな)
桜の花があっという間に散ってしまうように、世間の移り変わりは激しいものだということ。 もとは江戸時代の俳人大島蓼太の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」から。 この句は「桜が散ってしまうこと」ではなく「桜が咲きそろうこと」を詠んだもの。 単に「三日見ぬ間の桜」ともいう。
弱き者、汝は女なり(よわきもの、なんじはおんななり)
女は心変わりしやすく、男に比べて弱い立場にあるということ。 父の死から間もなく叔父に嫁いだ母を見て、王子が吐き捨てる科白から。
