小水の魚
ことわざ「小水の魚」(しょうすいのうお)の意味・読み方を解説します。
小水の魚
しょうすいのうお
| 言葉 | 小水の魚 |
|---|---|
| 読み方 | しょうすいのうお |
| 意味 | ほんの少ししか水が残っていない所で泳ぐ魚のように、死がすぐ目の前に近づいている身のたとえ。
句の中の「小水」は、少ししかない水を指す。 言葉の出どころは仏教の経典『出曜経』で、一日が過ぎるごとに人の命もそれだけ削られていき、それは水の少ない所にすむ魚と同じで、何を楽しんでいられようか、という教えにもとづく。 浅い水たまりの魚は、水がまもなく尽きるのにも気づかず、のんきに泳いでいる。人の身もそれと変わらず、死はいつやって来るか知れないのだと教えている。 まな板に載せられて相手の思うままにされるのを待つ俎上の魚も逃げ場のない魚のたとえだが、そちらは自分の行く末を他人の手にゆだねるしかない身の上を表す。 |
| 例文 | 医師から残された時間を告げられた祖父は、自分はもう小水の魚だと言って静かに笑った。 |
| 出典 | 『出曜経』無常品 |
| 場面 | 世の儚さ / 魚 / 死亡 |
| 使用語彙 | 小水 |
| 使用漢字 | 小 / 水 / 魚 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
「水」を含むことわざ
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 油紙に水を注ぐよう(あぶらがみにみずをそそぐよう)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
