上手はあれど名人はなし
ことわざ「上手はあれど名人はなし」の意味・読み方を解説します。
上手はあれど名人はなし
じょうずはあれどめいじんはなし
| 言葉 | 上手はあれど名人はなし |
|---|---|
| 読み方 | じょうずはあれどめいじんはなし |
| 意味 | 腕がよいと認められる人ならどの分野にも大勢いるが、その道をとことんまで究めて、ずば抜けた腕前にたどり着く人は、ごくわずかしかいない、ということ。一つの技を究め尽くすのは、それほど難しいのである。
「上手」は、手ぎわがよく、物事を巧みにやれる人。「名人」は、腕前が並外れていて、その道でいちばんと認められる人。江戸時代の囲碁や将棋では、どちらも位の呼び名として使われ、「上手」は七段、「名人」は最高位の九段を指した。その間の八段は「半名人」とされ、上手から名人までには長い道のりがあった。 手広くそつなくこなす人ほど名人の域には届きにくい、と説く何でも来いに名人なしも、名人になる難しさを別の面から言った句である。 |
| 例文 | 県大会で勝ち上がる選手は毎年何人も出てくるが、世界の舞台で戦える者となると数えるほどで、まさに上手はあれど名人はなしだ。 |
| 場面 | 技術 / 困難 |
| 使用漢字 | 上 / 手 / 名 / 人 |
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
「手」を含むことわざ
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- 足手纏い(あしでまとい)
「名」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 命より名を惜しむ(いのちよりなをおしむ)
- 異名をとる(いみょうをとる)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
