「病気」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 58 件
「病気」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全58件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
頭が割れるよう(あたまがわれるよう)
頭痛がひどいことのたとえ。
医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
生死の境にいるような重病人のこと。生きているうちは医者が金を取り、死んでしまえば僧侶が金を取るということから。また、所詮あの世に金は持っていけないと守銭奴を皮肉ることば。
医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
物事はうまく行うためには相手を信用しなければならないというたとえ。 どんな名医でも、患者が信頼して従わなければ病気を治すことは出来ないとの意から。
痛いのは辛抱しても痒いのは辛抱できぬ(いたいのはしんぼうしてもかゆいのはしんぼうできぬ)
痛みなら歯を食いしばってこらえられても、痒みだけはこらえきれないということ。掻かずにはいられない、痒みのやりきれなさをいう。
一に看病、二に薬(いちにかんびょう、ににくすり)
病気を治すためには、まず第一に行き届いた看病が重要で、薬はその次であるということ。
薄紙を剝ぐよう(うすがみをはぐよう)
薄い紙を一枚一枚剝ぐように病気が日ごとに快方に向かうようす。
お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
人を恋い慕う苦しみだけは、どのような手当てをもってしても取り除けないということ。 草津の湯は万病に効くと評判をとった名湯で、その湯でさえ及ばないという言い方で恋煩いの厄介さを言い立てている。「草津」を「有馬」と置き換えていうこともある。
鬼の霍乱(おにのかくらん)
ふだん非常に丈夫な人が珍しく病気にかかることのたとえ。 「霍乱」は日射病のこと。 鬼が日射病にかかることから。
風邪は万病のもと(かぜはまんびょうのもと)
ちょっとした風邪と侮るうちに、そこから重い病への入り口が開く。 引き始めのうちに手を打っておくものだ。
体に障る(からだにさわる)
健康を害する原因となる。
体を壊す(からだをこわす)
無理をして健康をそこねる。病気になる。
疳の虫が起こる(かんのむしがおこる)
小児が、急に夜泣きをしたり癇癪や引き付けなどを起こすこと。 「疳」は小児の神経の病気であり、「疳の虫」はその病気の原因と考えられた虫のこと。 小児のからだの中に癇癪を起す虫がいると考えられていたことから。
気が触れる(きがふれる)
精神の状態がおかしくなること。
食うに倒れず病むに倒れる(くうにたおれずやむにたおれる)
食べることはなんとかなるが、病気になると治療費で財産を失うことになるということ。
恋の病に薬なし(こいのやまいにくすりなし)
恋わずらいは病気ではないから治す薬はないということ。
采薪の憂い(さいしんのうれい)
自分の病気をへりくだっていうことば。薪(たきぎ)をとりに行くことも出来ないほど身体が弱っているとの意から。
匙を投げる(さじをなげる)
医者が、治る見込みがないと病人を見放すこと。また、成功の見込みが立たずあきらめること。医者が薬を調合するさじを投げ出す意から。
仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
仕事は出来ないのに飯は山のように食べ、夏も冬のように痩せていて、たまに太ったかと思えば病気にかかっている。怠け者の大食漢の多病をあざけった言葉。
四十肩に五十腕(しじゅうかたにごじゅううで)
四十歳、五十歳頃になると、身体のあちこちが痛んで動きが悪くなることをいう言葉。
死線をさまよう(しせんをさまよう)
生きるか死ぬかの危険な状態が続くこと。
七年の病に三年の艾を求む(しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ)
事態が差し迫って慌てても間に合わないので、日ごろの心がけが大事だということ。七年もの間病気に苦しんだあとで、三年乾かさないといけない上等の艾を求めるということから。
四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)
恋わずらいのこと。「四百四病」は人間のかかるあらゆる病気のことで、それ以外の病という意味から。
四百四病より貧の苦しみ(しひゃくしびょうよりひんのくるしみ)
人間のかかるあらゆる病気より貧乏のほうがつらいということ。
猖獗を極める(しょうけつをきわめる)
病気などのよくないものが猛威をふるうこと。
心腹の病(しんぷくのやまい)
体の奥深くに巣くって、追い払いようのない病。 転じて、抱えたまま放っておけば身を滅ぼす、内側の敵をさす。
節季の風邪は買っても引け(せっきのかぜはかってもひけ)
節季のような忙しい時でも、病気ならば公然と休めるから、病気もときには重宝だということ。
断末魔(だんまつま)
死に際。また、息を引き取るまぎわの苦しみのこと。「末魔」は仏教語で、何かがこれに触れると必ず死ぬという身体内にある特殊な急所で、そこを断つということから。
出物腫れ物、所嫌わず(でものはれもの、ところきらわず)
おならやできものは、場所や時に関係なく、出る時には出てしまうということ。多く、人前で放屁した時の弁解に使われる言葉。
灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
病人が死ぬ間際に一時的に回復したり、物事が滅びる前に一時勢いを盛り返すことのたとえ。灯火が消える直前に明るく輝くことから。
床に就く(とこにつく)
寝ること。寝床に入ること。 または、病気になって寝込むこと。
床に臥す(とこにふす)
病気になって寝込むこと。
床を上げる(とこをあげる)
敷いていた布団を片付けること。 または、寝込んでいた人の病気が治ること。 「床を払う」ともいう。
濡れ紙を剝がすよう(ぬれがみをはがすよう)
濡れた紙を剥がすように、物事を静かに取り扱うようす。また、病気が日に日に快方に向かうようすのたとえ。
熱に浮かされる(ねつにうかされる)
高熱によって、うわごとを言うような状態になること。 また、分別を失うほど一つのことに熱中すること。
根太は敵に押させよ(ねぶとはかたきにおさせよ)
根太は憎しみを込めるかのように、力いっぱい強く押して膿を出さないと治らないということ。「根太」はおできの一種。
根を切る(ねをきる)
1.病気などの原因を完全に取り除く。根治する。 2.古くから続く悪習や弊害を根本から改める。根を断つに同じ。
吐き気を催す(はきけをもよおす)
胸がむかむかして、今にも吐きそうな気分になること。また、それほど強い不快感や嫌悪感を覚えることのたとえ。
人には飽かぬが病に飽く(ひとにはあかぬがやまいにあく)
長わずらいの病人が、看病する人や周囲の人から嫌がられることをいう言葉。病人に飽きたわけではないが、病気に飽き飽きしてしまったということ。
人は病の器(ひとはやまいのうつわ)
人はいろいろな病気にかかりやすく、まるで病の入れ物みたいであるということ。
負薪の憂い(ふしんのうれい)
自分が病んでいることを、控えめに言うときの語。薪を背負う暮らしの無理がたたって患う、あるいは患って薪も背負えなくなる、という意味合いから出た言い方。
蒲柳の質(ほりゅうのしつ)
からだが弱く、病気になりやすい体質のこと。「蒲柳」は、川柳の異名。細く弱そうで、秋になると他の木々より早く散ることから。
坊主捨て置け医者大事(ぼうずすておけいしゃだいじ)
急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。
耳が遠い(みみがとおい)
加齢や病気などで聴力が弱まり、音をよく聞き取れないこと。
脈を取る(みゃくをとる)
患者を診察すること。
胸が焼ける(むねがやける)
食べ過ぎたり飲み過ぎたりして、みぞおち周辺に焼けるような不快感を覚えること。 「胸焼けがする」ともいう。
目が回る(めがまわる)
めまいがすること。また、とても忙しいこと。
薬餌に親しむ(やくじにしたしむ)
病気がちなことのたとえ。「薬餌」は薬のことで、薬を常用する意から。
薬石効無し(やくせきこうなし)
薬も治療法もいろいろ試してみたが効果がなく、回復のきざしがみられないということ。「薬石」は薬と石鍼(中国の昔の治療器具)のこと。また、薬石を用いた治療、転じて治療全般のことをいう。
病上手に死に下手(やまいじょうずにしにべた)
体を壊してばかりいる人ほど、かえって死ににくく、思いのほか長く生きる。 病気をたびたびすることを「病が上手」と言いなし、死ぬのが不得手という意の「死に下手」を並べたしゃれ。
病に主なし(やまいにしゅうなし)
病気に決まった持ち主はないということ。 だれのもとにも等しく訪れるものだから、自分だけは大丈夫と思ってはならない。
病には勝たれぬ(やまいにはかたれぬ)
どんなに強い人も、病気になったらどうすることも出来ないということ。
病は癒ゆるに怠る(やまいはいゆるにおこたる)
病気は治りかかる頃につい油断して養生を怠り再発を招くことが多いということ。病気は治り際が大事だということ。
病は気から(やまいはきから)
病気は心の持ち方しだいで良くも悪くもなるということ。
病は口より入り、禍は口より出ず(やまいはくちよりいり、わざわいはくちよりいず)
病気は飲食物と共に体の中に入り込み、禍は口から出る言葉によって引き起こされる。口は慎まなければいけないという戒めのことば。
病は治るが癖は治らぬ(やまいはなおるがくせはなおらぬ)
病気は治療次第で治るが、身についた癖を治すのは難しいということ。
病む身より見る目(やむみよりみるめ)
病気をしている本人よりも、病人の苦痛を見ながら看病や世話をしている人のほうがつらいということ。 「病む目より見る目」ともいう。
予防は治療に勝る(よぼうはちりょうにまさる)
病気になって治療するより、病気にならないように予防するほうがよいということ。転じて、問題が起こってから処理するよりも、問題が生じないようにすることが大事だということ。
弱みに付け込む風邪の神(よわみにつけこむかぜのかみ)
悪いことが重なることのたとえ。
