「子」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 24 件
「子」で終わる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
一運二腰三拍子(いちうんにこしさんびょうし)
相場で儲けるのに要るものを順に並べた言い方。まず運、次に腰の強さ、最後に拍子。 「腰」は粘り、「拍子」は仕掛けどきの間合いをいう。運を第一に置くところに、思うにまかせない相場の性質が出ている。
一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
歌より囃子(うたよりはやし)
話し手その人よりも、そばで相槌を打ったり、話の流れを整えたりして支える聞き手のほうが、実は重い役目を果たしている。人の役回りを、歌と囃子の間柄に引き当てて述べている。 歌い手の腕前より、笛や太鼓、掛け声で歌を盛り立てる囃子の出来のほうが、芸のでき映えを大きく左右するというのが元の意。歌の文句そのものより、合間に入る囃子ことばのほうが面白い、という意にも取られる。 「囃子」は、能や歌舞伎、祭りなどで、笛・鼓・太鼓を鳴らしたり声を掛けたりして調子を取り、その場を盛り上げる音楽。会話の途中で調子よく言葉をはさむことは「[[合いの手を入れる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4498.php]]」という。
生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
生んだだけで育てていない実の子より、小さい時から育てた他人の子のほうがかわいいということ。
江戸紫に京鹿の子(えどむらさきにきょうがのこ)
染め物の名品を、江戸と京都から一つずつ選んで並べた言い方で、江戸時代に言われた。紫色に染めた品なら江戸のものが、鹿の子絞りなら京都のものが最上だとする。 「江戸紫」は、江戸で染めた紫で、ふつうは青みを帯びた明るい色をいう。歌舞伎の「助六」で、主人公が頭に巻く鉢巻の色がこれだとされる。「鹿の子絞り」は、布を小さくつまんで糸でかたく縛ってから染め、ほどくと白い粒のような模様が浮かび出る染め方。模様が、子鹿の背中に散らばる白い点と見まがうので、この名がある。 江戸と京都の自慢を一つずつ取り合わせた句として、「[[東男に京女*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1244.php]]」もある。
負うた子より抱いた子(おうたこよりだいたこ)
身近なことを優先したり、大事にするのが人情だというたとえ。背中に負ぶった子より前に抱いている子を先に面倒見てしまう意から。
親が親なら子も子(おやがおやならこもこ)
親と子はよく似るものだということ。親がだめだと子どももだめだというように、悪いところが似た場合に多く使われる。
親に似ぬ子は鬼子(おやににぬこはおにご)
子どもは当然親に似るものであり、親に似ない子はいないということ。 親に似ない子は人間の子ではなく鬼の子であるとの意から。
親は親、子は子(おやはおや、こはこ)
親子でもそれぞれが別の人間であり、性質や才能が同じとは限らないということ。
寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類、「布子」は木綿の綿入れのこと。 冬の寒い時に単衣の帷子を着て、夏の暑い時に綿入れを着るということから。 「土用布子(綿入れ)に寒帷子」「夏布子の寒帷子」ともいう。
子供は風の子(こどもはかぜのこ)
子どもは寒さをものともせず、冬でも風の中を元気に駆けまわる。「子供は風の子、大人は火の子」と続けて、火のそばを離れない大人と対にしていう。
猿に烏帽子(さるにえぼし)
外見だけ装って、実質の伴わないことのたとえ。また、ふさわしくないことをするたとえ。 猿に烏帽子をかぶせても似合わないことから。
三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
子どもでも知恵も分別もある者もいれば、老人でも無知で愚かな者もいるということ。 人の賢さは年齢に左右されないということ。 「八歳の翁百歳の童」「十歳の翁百歳の童」「百歳の童、七歳の翁」などともいう。
亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし)
どのようなことでも、一家の主人が言うからには従わなければいけないということ。 黒塗りが普通である烏帽子も、主人が赤い烏帽子を好めば家族は同調すべきであるとの意から。
虎の子(とらのこ)
非常に大切にして手放さないもの。虎が子を大事にするということから。
眠れる獅子(ねむれるしし)
実力を持っていながら、その能力を十分に出しきれていない国や人物のたとえ。
花より団子(はなよりだんご)
外観より実利があるもののほうがよいということ。 食べられない花より、団子のほうがありがたいという意味から。
雲雀の口に鳴子(ひばりのくちになるこ)
休むことなくしゃべり続けて、うるさいことのたとえ。 「鳴子」は、板に小さな竹の管をいくつもつるし、揺らして音を立てる道具で、田畑に来る鳥をおどして遠ざけるのに用いる。ただでさえにぎやかに鳴くヒバリの口に、そのうえ鳴子まで付けたらどれほどやかましいか、ということから。
本卦還りの三つ子(ほんけがえりのみつご)
年をとって、まるで幼児のように無邪気になってしまうこと。「本卦還り」は、還暦のこと。
牡丹に唐獅子(ぼたんにからじし)
並べて置くと互いを引き立て合う、決まり切った組み合わせのこと。片方だけでは物足りず、そろって初めて形が締まる間柄をいう。
醜い家鴨の子(みにくいあひるのこ)
家鴨の群れの中で醜いと嫌われて育った雛が、大きくなってみれば白鳥だったという童話による言い方。 まわりから器量が悪いの出来が悪いのと言われて育ちながら、長じて美しくも立派にもなる子。
持つべきものは子(もつべきものはこ)
よその人には頼みにくい用事でも、自分の子なら引き受けてくれる。子を持つことこそ何よりの宝だという教え。
竜と心得た蛙子(りゅうとこころえたかえるこ)
大物になると信じて育てたわが子が、育つうちに平凡な子だと分かり、親が当てを外すこと。親のひいき目が生む思い違いのたとえ。 竜に化けるはずだった子も、結局はただの蛙の子だった、という意から。
梁上の君子(りょうじょうのくんし)
どろぼうのこと。また、梁の上を走り回ることから、ねずみのこともいう。 後漢の陳寔は、夜中に梁の上に身を潜める盗人に気づくと、子や孫を呼び集め、「悪人も生まれながらに悪いわけではない。怠けぐせがしみついてああなるのだ。梁の上におられる君子などはその例だ」と言い聞かせた。盗人は恥じ入って下りてきてわびたという故事から。
- /
- 1ページ
