沖にも付かず磯にも離る
ことわざ「沖にも付かず磯にも離る」の意味・読み方・異形などを解説します。
沖にも付かず磯にも離る
おきにもつかずいそにもはなる
| 言葉 | 沖にも付かず磯にも離る |
|---|---|
| 読み方 | おきにもつかずいそにもはなる |
| 意味 | 頼れる人がだれもおらず、身を寄せる場所も見つからない、心細い身の上をいう。どちらの側にも加わりきれずに、宙ぶらりんのままでいる様子にも用いられる。
「沖」は陸から遠く離れた海の上、「磯」は岸に近い水ぎわのこと。沖のほうへも行けず、岸のほうからも離れてしまって、どこにも落ち着く先がないありさまからきた言葉。 「沖にも付かず磯にも付かず」「沖にも出でず磯にも付かず」「沖にも磯にも寄り付かず」ともいう。「出でず」は古い言い方で「出ない」のこと。 |
| 例文 | 転校先ではまだ友達ができず、前の学校の仲間とも連絡が途絶えてしまい、沖にも付かず磯にも離るような毎日だった。 |
| 異形 | 沖にも付かず磯にも付かず(おきにもつかずいそにもつかず) |
| 沖にも出でず磯にも付かず(おきにもいでずいそにもつかず) | |
| 沖にも磯にも寄り付かず(おきにもいそにもよりつかず) | |
| 場面 | 孤独 / 頼る |
| 使用漢字 | 沖 / 付 / 磯 / 離 / 出 / 寄 |
「沖」を含むことわざ
- 沖な物あて(おきなものあて)
- 沖にも付かず磯にも離る(おきにもつかずいそにもはなる)
「付」を含むことわざ
- 赤信号が付く(あかしんごうがつく)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 足が地に付かない(あしがちにつかない)
- 足が地に付く(あしがちにつく)
- 足が付く(あしがつく)
- 足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 頭から火が付く(あたまからひがつく)
- 当たりを付ける(あたりをつける)
「磯」を含むことわざ
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
- 沖にも付かず磯にも離る(おきにもつかずいそにもはなる)
「離」を含むことわざ
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 鸚鵡よく言えども飛鳥を離れず(おうむよくいえどもひちょうをはなれず)
- 金離れがいい(かねばなれがいい)
- 久離を切る(きゅうりをきる)
- 腐れ縁は離れず(くされえんははなれず)
- 射程距離に入る(しゃていきょりにはいる)
- 生者必滅、会者定離(しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり)
- 猩猩能く言えども禽獣を離れず(しょうじょうよくいえどもきんじゅうをはなれず)
- 即かず離れず(つかずはなれず)
「出」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 垢は擦るほど出る、あらは探すほど出る(あかはこするほどでる、あらはさがすほどでる)
- 明るみに出る(あかるみにでる)
- 顎を出す(あごをだす)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 足が出る(あしがでる)
- 足を出す(あしをだす)
- 頭を出す(あたまをだす)
