女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る
ことわざ「女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る」の意味・読み方・異形などを解説します。
女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る
おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる
| 言葉 | 女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る |
|---|---|
| 読み方 | おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる |
| 意味 | 男の人は女の人の魅力にとても弱く、すぐ心が迷いがちだというたとえ。
「足駄(あしだ)」は、歯の高い下駄のこと。「秋の鹿」は、秋になって雌を恋しがる雄の鹿をさす。女の人がはいていた足駄を材料に笛をこしらえて吹くと、そうした雄の鹿はその音を聞きつけて必ず近づいてくると古くから伝わっていて、男が女の人に引かれるさまを表している。 兼好法師が鎌倉時代の末ごろに著した『徒然草』の第九段に、言い回しを少し変えて出てくる。異性にひかれる迷いだけは、年寄りも若者も、賢い人も愚かな人も変わりがなく、断ち切るのが難しいと述べたうえで、女の髪の毛をより合わせた綱なら大きな象もつなぎとめられるという話と並べてこの言い伝えを挙げ、自分から戒めて用心すべきだと結んでいる。前のほうの話は女の髪の毛には大象も繋がるとして知られる。秋の鹿を使った似た言葉に秋の鹿は笛に寄るがある。 |
| 例文 | 恋人の頼みとなると何でも聞いてしまう、まじめ一方の兄を見ていると、女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄るという言葉が思い浮かぶ。 |
| 異形 | 女の足駄にて造れる笛には秋の鹿寄る(おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる) |
| 場面 | 恋愛 / 理性を失う / 女 |
| 使用漢字 | 女 / 足 / 駄 / 作 / 笛 / 秋 / 鹿 / 寄 / 造 |
「女」を含むことわざ
- 赤い信女(あかいしんにょ)
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 商人の空誓文と女の怖いは皆嘘(あきんどのそらせいもんとおんなのこわいはみなうそ)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- 朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
- 東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
「足」を含むことわざ
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足がある(あしがある)
- 足が重い(あしがおもい)
- 足が竦む(あしがすくむ)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
「駄」を含むことわざ
- 朝駆けの駄賃(あさがけのだちん)
- 足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
- 足駄を履く(あしだをはく)
- 行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)
- 韋駄天走り(いだてんばしり)
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
- 下駄も阿弥陀も同じ木の切れ(げたもあみだもおなじきのきれ)
- 下駄を預ける(げたをあずける)
「作」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 一日作さざれば一日食らわず(いちじつなさざればいちじつくらわず)
- 一生の不作(いっしょうのふさく)
- 色を作す(いろをなす)
- 斧を磨いて鍼を作る(おのをみがいてはりをつくる)
- 顔を作る(かおをつくる)
- 垣を作る(かきをつくる)
「笛」を含むことわざ
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 女の足駄にて作れる笛には秋の鹿寄る(おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる)
- 事がな笛吹かん(ことがなふえふかん)
- 笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)
「秋」を含むことわざ
- 秋荒れ半作(あきあれはんさく)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の扇(あきのおうぎ)
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
「鹿」を含むことわざ
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 馬を鹿(うまをしか)
- 江戸紫に京鹿の子(えどむらさきにきょうがのこ)
- 親馬鹿(おやばか)
- 親馬鹿子馬鹿(おやばかこばか)
- 鹿島立ち(かしまだち)
- 火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)
- 金があれば馬鹿も旦那(かねがあればばかもだんな)
- 空世辞は馬鹿を嬉しがらせる(からせじはばかをうれしがらせる)
「寄」を含むことわざ
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 言い寄る(いいよる)
- 沖にも磯にも寄り付かず(おきにもいそにもよりつかず)
- 思いも寄らない(おもいもよらない)
- 思いを寄せる(おもいをよせる)
- 女三人寄れば姦しい(おんなさんにんよればかしましい)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 心を寄せる(こころをよせる)
「造」を含むことわざ
- 女の足駄にて造れる笛には秋の鹿寄る(おんなのあしだにてつくれるふえにはあきのしかよる)
- 造詣が深い(ぞうけいがふかい)
- 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず(てんはひとのうえにひとをつくらず、ひとのしたにひとをつくらず)
- 仏造って魂入れず(ほとけつくってたましいいれず)
