一無かるべからず二あるべからず
ことわざ「一無かるべからず二あるべからず」の意味・読み方を解説します。
一無かるべからず二あるべからず
いちなかるべからずにあるべからず
| 言葉 | 一無かるべからず二あるべからず |
|---|---|
| 読み方 | いちなかるべからずにあるべからず |
| 意味 | 一回だけならまだかまわないが、同じことが二回起きるのは許されないとする言葉。
中国の歴史書『南斉書』張融伝にある言葉。のちに南斉の初代皇帝となる蕭道成が、ふるまいの風変わりな張融を気に入り、会うたびに笑いながら「こういう人は、一人もいないのは困るが、二人いるのも困る」と評した。清の時代の『通俗編』も、この伝から言葉を引いている。 この原文にそって、一人いればそれで足りるという意味で説明する辞書もある。 |
| 例文 | 忘れ物は一無かるべからず二あるべからずだ。今回だけは見逃すけれど、二度目は許さないからね。 |
| 出典 | 『南斉書』張融伝 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 失敗 |
| 使用漢字 | 一 / 無 / 二 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
