右次左次物言わず
ことわざ「右次左次物言わず」の意味・読み方を解説します。
右次左次物言わず
うじさじものいわず
| 言葉 | 右次左次物言わず |
|---|---|
| 読み方 | うじさじものいわず |
| 意味 | 賛成とも反対とも言わず、不平や注文もひとつも口にしないで、じっと黙りとおすこと。そこからさらに進んで、だれとも一言も話さずに通すありさまも指す。
「右次左次(うじさじ)」は「あれやこれや」という意味の古い言葉で、もとは、あれこれと何ひとつしゃべらないということ。 名の起こりには次のような言い伝えがある。欽明天皇のころ、僧の守るべききまり(戒律)を携えて百済から渡ってきた二人の僧を、仏教を嫌う物部尾輿が遠くへ流したうえ、むりやり僧をやめさせ、それぞれ右次郎・左次郎という名を付けて牢に閉じこめた。二人はどれほどつらく当たられても、それからは口を閉ざして何ひとつ語ろうとしなかったそうだ。 |
| 例文 | 新しい校則の案には反対が出るかと思ったが、生徒会の会議ではだれもが右次左次物言わずで、案はそのまま決まった。 |
| 場面 | はっきり言わない / 無口 |
| 使用漢字 | 右 / 次 / 左 / 物 / 言 |
「右」を含むことわざ
- 咽喉右臂の地(いんこうゆうひのち)
- 兄弟は左右の手なり(けいていはさゆうのてなり)
- 言を左右にする(げんをさゆうにする)
- 左右の手を失うが如し(さゆうのてをうしなうがごとし)
- 左右を顧みて他を言う(さゆうをかえりみてたをいう)
- 座右の銘(ざゆうのめい)
- その右に出ずる者なし(そのみぎにいずるものなし)
- 左は勝手、右は得手(ひだりはかって、みぎはえて)
- 左鮃右鰈(ひだりひらめみぎかれい)
- 回れ右をする(まわれみぎをする)
「次」を含むことわざ
- 阿弥陀の光も銭次第(あみだのひかりもぜにしだい)
- 勝つも負けるも運次第(かつもまけるもうんしだい)
- 蹴る馬も乗り手次第(けるうまものりてしだい)
- 事と次第によっては(こととしだいによっては)
- 娑婆で見た弥次郎(しゃばでみたやじろう)
- 地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)
- 次郎にも太郎にも足りぬ(じろうにもたろうにもたりぬ)
- 成るも成らぬも金次第(なるもならぬもかねしだい)
- 二の次にする(にのつぎにする)
- 恥と頭は搔き次第(はじとあたまはかきしだい)
「左」を含むことわざ
- 兄弟は左右の手なり(けいていはさゆうのてなり)
- 言を左右にする(げんをさゆうにする)
- 左遷(させん)
- 左袒(さたん)
- 左右の手を失うが如し(さゆうのてをうしなうがごとし)
- 左右を顧みて他を言う(さゆうをかえりみてたをいう)
- 左団扇(ひだりうちわ)
- 左褄を取る(ひだりづまをとる)
- 左は勝手、右は得手(ひだりはかって、みぎはえて)
- 左鮃右鰈(ひだりひらめみぎかれい)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
