角を倒さぬ
ことわざ「角を倒さぬ」の意味・読み方・異形などを解説します。
角を倒さぬ
かどをたおさぬ
| 言葉 | 角を倒さぬ |
|---|---|
| 読み方 | かどをたおさぬ |
| 意味 | 使い古した器や衣服が、くたびれて形がくずれもせず、しゃんと保たれている様子。
ここから、貧しくなり生活に困っても、世間に対する体裁を以前と変わらず保つ意に用いる。古い家柄が勢いを失ったあとも、家の格式(家柄にふさわしいしきたりや暮らしぶり)を守り続ける姿にも言う。 「角を絶やさぬ」「角を潰さぬ」「角を崩さぬ」とも言い、「角」の字には「廉」を当てることもある。腐っても鯛と趣旨が近い。 |
| 例文 | 家業が傾いても、客を迎える座敷を昔のまま整えておくのは、角を倒さぬ旧家の意地だろう。 |
| 異形 | 角を絶やさぬ(かどをたやさぬ) |
| 角を潰さぬ(かどをつぶさぬ) | |
| 角を崩さぬ(かどをくずさぬ) | |
| 場面 | 衰える / 誇り |
| 使用漢字 | 角 / 倒 / 絶 / 潰 / 崩 |
「角」を含むことわざ
- 居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
- 牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
- 牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
- 烏頭白くして馬角を生ず(うとうしろくしてうまつのをしょうず)
- 鬼も角折る(おにもつのおる)
- 蝸牛、角上の争い(かぎゅう、かくじょうのあらそい)
- 角が立つ(かどがたつ)
- 角が取れる(かどがとれる)
- 角番に立つ(かどばんにたつ)
- 角を立てる(かどをたてる)
「倒」を含むことわざ
- 一辺倒(いっぺんとう)
- 大阪の食い倒れ(おおさかのくいだおれ)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 看板倒れ(かんばんだおれ)
- 京の着倒れ(きょうのきだおれ)
- 京の着倒れ、大坂の食い倒れ(きょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ)
- 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)
- 食うに倒れず病むに倒れる(くうにたおれずやむにたおれる)
- 公卿の位倒れ(くげのくらいだおれ)
- 孔子の倒れ(くじのたおれ)
「絶」を含むことわざ
- 足が途絶える(あしがとだえる)
- 跡を絶たない(あとをたたない)
- 跡を絶つ(あとをたつ)
- 息が絶える(いきがたえる)
- 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
- 君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず(くんしはまじわりたゆともあくせいをださず)
- 舌の剣は命を絶つ(したのつるぎはいのちをたつ)
- 消息を絶つ(しょうそくをたつ)
- 絶景というは樽肴ありてこそ(ぜっけいというはたるさかなありてこそ)
- 想像を絶する(そうぞうをぜっする)
「潰」を含むことわざ
- 膿んだものが潰れたとも言わない(うんだものがつぶれたともいわない)
- 膿んだものは潰せ(うんだものはつぶせ)
- 女三人あれば身代が潰れる(おんなさんにんあればしんだいがつぶれる)
- 顔が潰れる(かおがつぶれる)
- 顔を潰す(かおをつぶす)
- 肝を潰す(きもをつぶす)
- 声が潰れる(こえがつぶれる)
- 身上を潰す(しんしょうをつぶす)
- 千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ(せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ)
- 潰しが効く(つぶしがきく)
