君子は交わり絶ゆとも悪声を出さずとは
君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず
くんしはまじわりたゆともあくせいをださず

言葉 | 君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず |
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読み方 | くんしはまじわりたゆともあくせいをださず |
意味 | 徳のある人は人と絶交することがあっても相手の悪口は決して言わないということ。 |
使用されている漢字
「君」を含むことわざ
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君を思うも身を思う(きみをおもうもみをおもう)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 君子に三戒あり(くんしにさんかいあり)
- 君子に三楽あり(くんしにさんらくあり)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
- 君子の交わりは淡きこと水のごとし(くんしのまじわりはあわきことみずのごとし)
- 君子は憂えず懼れず(くんしはうれえずおそれず)
- 君子は器にならず(くんしはきにならず)
- 君子は独りを慎む(くんしはひとりをつつしむ)
- 君子は豹変す(くんしはひょうへんす)
- 君子は庖厨を遠ざく(くんしはほうちゅうをとおざく)
- 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず)
- 君臨すれども統治せず(くんりんすれどもとうちせず)
- 忠臣は二君に仕えず(ちゅうしんはにくんにつかえず)
- 梁上の君子(りょうじょうのくんし)
「子」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の腕を捩じる(あかごのうでをねじる)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 晏子の御(あんしのぎょ)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- いい子になる(いいこになる)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- いとしい子には旅をさせよ(いとしいこにはたびをさせよ)
- 瓜の蔓に茄子は生らぬ(うりのつるになすびはならぬ)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ)
- 烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)
- 負うた子に教えられて浅瀬を渡る(おうたこにおしえられてあさせをわたる)
- 負うた子より抱いた子(おうたこよりだいたこ)
- 負うた子を三年探す(おうたこをさんねんさがす)
- 多し少なし子三人(おおしすくなしこさんにん)
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
「交」を含むことわざ
- 交喙の嘴(いすかのはし)
- 一戦を交える(いっせんをまじえる)
- 干戈を交える(かんかをまじえる)
- 管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
- 金石の交わり(きんせきのまじわり)
- 君子の交わりは淡きこと水のごとし(くんしのまじわりはあわきことみずのごとし)
- 膠漆の交わり(こうしつのまじわり)
- 口頭の交わり(こうとうのまじわり)
- 雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)
- 朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
- 爾汝の交わり(じじょのまじわり)
- 水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
- 体を交わす(たいをかわす)
- 断金の交わり(だんきんのまじわり)
- 契りを交わす(ちぎりをかわす)
- 膝を交える(ひざをまじえる)
- 布衣の交わり(ふいのまじわり)
- 刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)
- 砲火を交える(ほうかをまじえる)
- 矛を交える(ほこをまじえる)
- 忘形の交わり(ぼうけいのまじわり)
- 忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)
- 枕を交わす(まくらをかわす)
「絶」を含むことわざ
- 跡を絶たない(あとをたたない)
- 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
- 舌の剣は命を絶つ(したのつるぎはいのちをたつ)
- 消息を絶つ(しょうそくをたつ)
- 絶景というは樽肴ありてこそ(ぜっけいというはたるさかなありてこそ)
- 想像を絶する(そうぞうをぜっする)
- 塵を絶つ(ちりをたつ)
- 波風が絶えない(なみかぜがたえない)
- 根絶やしにする(ねだやしにする)
- 古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)
「悪」を含むことわざ
- 相性が悪い(あいしょうがわるい)
- 愛は憎悪の始め(あいはぞうおのはじめ)
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
- 悪事、身にかえる(あくじ、みにかえる)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 悪態をつく(あくたいをつく)
- 悪に強きは善にも強し(あくにつよきはぜんにもつよし)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
- 悪の裏は善(あくのうらはぜん)
- 悪の温床(あくのおんしょう)
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 悪は延べよ(あくはのべよ)
- 悪法もまた法なり(あくほうもまたほうなり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- いい後は悪い(いいあとはわるい)
- 入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
- 薄気味が悪い(うすきみがわるい)
- 往生際が悪い(おうじょうぎわがわるい)
- 影を畏れ迹を悪む(かげをおそれあとをにくむ)
- 風向きが悪い(かざむきがわるい)
「声」を含むことわざ
- 相手見てからの喧嘩声(あいてみてからのけんかごえ)
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 産声を上げる(うぶごえをあげる)
- お声が掛かる(おこえがかかる)
- 蚊の鳴くような声(かのなくようなこえ)
- 楽屋で声を嗄らす(がくやでこえをからす)
- 黄色い声(きいろいこえ)
- 声が潤む(こえがうるむ)
- 声が掛かる(こえがかかる)
- 声が潰れる(こえがつぶれる)
- 声が弾む(こえがはずむ)
- 声なきに聴き、形なきに視る(こえなきにきき、かたちなきにみる)
- 声なくして人を呼ぶ(こえなくしてひとをよぶ)
- 声を落とす(こえをおとす)
- 声を限りに(こえをかぎりに)
- 声を掛ける(こえをかける)
- 声を嗄らす(こえをからす)
- 声を曇らす(こえをくもらす)
- 声を殺す(こえをころす)
- 声を立てる(こえをたてる)
- 声を大にする(こえをだいにする)
- 声を作る(こえをつくる)
- 声を呑む(こえをのむ)
- 声を潜める(こえをひそめる)
- 声を振り絞る(こえをふりしぼる)
- 呱呱の声を上げる(ここのこえをあげる)
- 雀の千声鶴の一声(すずめのせんこえつるのひとこえ)
「出」を含むことわざ
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 垢は擦るほど出る、あらは探すほど出る(あかはこするほどでる、あらはさがすほどでる)
- 明るみに出る(あかるみにでる)
- 顎を出す(あごをだす)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 足が出る(あしがでる)
- 足を出す(あしをだす)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
- いい目が出る(いいめがでる)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 一歩を踏み出す(いっぽをふみだす)
- 命を投げ出す(いのちをなげだす)
- 意表に出る(いひょうにでる)
- 入り鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)
- 入り船あれば出船あり(いりふねあればでふねあり)
- 入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
- 入るを量りて出ずるを為す(いるをはかりていずるをなす)
- 色気を出す(いろけをだす)
- 嘘から出た実(うそからでたまこと)
- 打って出る(うってでる)
- 膿を出す(うみをだす)
- 裏目に出る(うらめにでる)
- 上手に出る(うわてにでる)
- 奥の手を出す(おくのてをだす)
- おくびにも出さない(おくびにもださない)
- 押し出しがいい(おしだしがいい)
- 鬼が出るか蛇が出るか(おにがでるかじゃがでるか)