「絶」を含む故事・ことわざ・慣用句
「絶」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
跡を絶たない(あとをたたない)
同じことが繰り返されて、絶えることがないということ。
韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
繰り返して書を読むこと。 「韋編」は、字を書いた木や竹の札を、なめし皮の紐(ひも)でとじた中国の昔の書物。 孔子は「易経」を愛読し繰り返し何度も読んだため、書物をとじている革紐が三度も切れたという故事から 「[[韋編三絶*https://yoji.jitenon.jp/yojih/3680.html]]」ともいう。
君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず(くんしはまじわりたゆともあくせいをださず)
徳のある人は人と絶交することがあっても相手の悪口は決して言わないということ。
舌の剣は命を絶つ(したのつるぎはいのちをたつ)
軽率な発言は、命にかかわるような大事を引き起こすこともあるので、言葉は慎むべきであるというたとえ。
消息を絶つ(しょうそくをたつ)
連絡が取れなくなり、どこにいるのかわからなくなること。行方不明になる。
絶景というは樽肴ありてこそ(ぜっけいというはたるさかなありてこそ)
すばらしい景色は、酒や肴があってこそ楽しく、酒抜きで景色を見てもつまらないということ。
想像を絶する(そうぞうをぜっする)
想像することができる程度を大きく上回っていること。
塵を絶つ(ちりをたつ)
波風が絶えない(なみかぜがたえない)
絶えず揉め事や争い事がある様子。
根絶やしにする(ねだやしにする)
ものごとの根本から取り除くこと。
根を絶つ(ねをたつ)
悪い行いや関係などを根本から取り去ること。
古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)
栄えた旧家は、衰退してしまってもたやすく潰れることはないというたとえ。また、基礎のしっかりしたものは簡単には壊れないというたとえ。 水が枯れてしまったように見える古い川でも、川底では細々と流れが続いているとの意から。