巻を措く能わず
ことわざ「巻を措く能わず」の意味・読み方を解説します。
巻を措く能わず
かんをおくあたわず
| 言葉 | 巻を措く能わず |
|---|---|
| 読み方 | かんをおくあたわず |
| 意味 | 本がおもしろくてたまらず、読み始めたら途中で手を止められず、しまいまでひと息に読み通すこと。
「巻」は書物のこと(昔の書物は巻物の形をしていた)。「措く」は手から離して下に置く、つまり読むのをやめる意。「能わず」は「〜できない」を表す古めかしい言い方。読む人を夢中にさせる本をほめて言う。 本を熱心に読むようすを表すものには、何度も読み返してとじ紐が切れたという韋編三度絶つもある。 |
| 例文 | 巻を措く能わずとはこのことで、借りてきた推理小説を夕食のあとに開いたら、読み終えたときには窓の外が明るくなっていた。 |
| 場面 | 本 / 熱心に取り組む |
| 使用漢字 | 巻 / 措 / 能 |
「巻」を含むことわざ
- 圧巻(あっかん)
- 一巻の終わり(いっかんのおわり)
- 渦に巻き込まれる(うずにまきこまれる)
- 渦を巻く(うずをまく)
- 巻帙綻ぶ(かんちつほころぶ)
- 管を巻く(くだをまく)
- 煙に巻く(けむにまく)
- 喧嘩過ぎての向こう鉢巻(けんかすぎてのむこうはちまき)
- 舌を巻く(したをまく)
- 尻尾を巻く(しっぽをまく)
「措」を含むことわざ
- 巻を措く能わず(かんをおくあたわず)
- 挙措を失う(きょそをうしなう)
- 手足を措く所なし(しゅそくをおくところなし)
「能」を含むことわざ
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 鸚鵡能く言えども飛鳥を離れず(おうむよくいえどもひちょうをはなれず)
- 癖ある馬に能あり(くせあるうまにのうあり)
- 効能書きの読めぬ所に効能あり(こうのうがきのよめぬところにこうのうあり)
- 駟馬も追う能わず(しばもおうあたわず)
- 猩猩能く言えども禽獣を離れず(しょうじょうよくいえどもきんじゅうをはなれず)
- 尺蚓堤を穿てば能く一邑を漂わす(せきいんつつみをうがてばよくいちゆうをただよわす)
- 石鼠五能一技を成さず(せきそごのういちぎをなさず)
- 多弁能なし(たべんのうなし)
- 敵は本能寺にあり(てきはほんのうじにあり)
