餓鬼の物をびんずる
ことわざ「餓鬼の物をびんずる」の意味・読み方を解説します。
餓鬼の物をびんずる
がきのものをびんずる
| 言葉 | 餓鬼の物をびんずる |
|---|---|
| 読み方 | がきのものをびんずる |
| 意味 | 貧しくて困っている人から、物を無理やり取り上げる、むごい仕打ちのたとえ。
「餓鬼」は、仏教で、この世での悪い行いの報いとして、死んだあとも飢えに苦しみ続けるとされる者。その餓鬼が手にした食べ物まで奪い取る意から。 「びんずる」は、「取る」をいう「引っ取る(ひっとる)」が変わった語とされ、それを、餓鬼と同じく仏教にゆかりのある釈迦の弟子「賓頭盧」の名(読みは「びんずる」)に掛けた言い方という。 同じく餓鬼が出てくる句に、餓鬼の断食・餓鬼の花争い・餓鬼の目に水見えずがある。 |
| 例文 | その日の食事にも困っている人たちから高い利息を取り立てるなんて、餓鬼の物をびんずるようなひどいやり方だ。 |
| 場面 | 貧乏・貧しい / 冷酷 |
| 使用漢字 | 餓 / 鬼 / 物 |
「餓」を含むことわざ
- 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人(かつえてしぬはひとり、のんでしぬはせんにん)
- 餓鬼に苧殻(がきにおがら)
- 餓鬼の断食(がきのだんじき)
- 餓鬼の花争い(がきのはなあらそい)
- 餓鬼の目に水見えず(がきのめにみずみえず)
- 餓鬼も人数(がきもにんずう)
- 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る(がんこはがしせず、じゅかんはおおくみをあやまる)
- 墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼にとらせよ(すみはがきにすらせふではおににとらせよ)
「鬼」を含むことわざ
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 異域の鬼となる(いいきのおにとなる)
- 恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
- 鬼が住むか蛇が住むか(おにがすむかじゃがすむか)
- 鬼が出るか蛇が出るか(おにがでるかじゃがでるか)
- 鬼が笑う(おにがわらう)
- 鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)
- 鬼に金棒(おににかなぼう)
- 鬼に瘤を取られる(おににこぶをとられる)
