鵠を刻して鶩に類す
ことわざ「鵠を刻して鶩に類す」の意味・読み方・異形などを解説します。
鵠を刻して鶩に類す
こくをこくしてあひるにるいす
| 言葉 | 鵠を刻して鶩に類す |
|---|---|
| 読み方 | こくをこくしてあひるにるいす |
| 意味 | 白鳥を彫るつもりが仕損じても、出来上がりはあひるに似た姿くらいにはなる。まじめでつつしみ深い人を手本にして見習えば、その人と肩を並べるまでには至らなくても、行いの正しい善い人間には育つ、とたとえる。
後漢の将軍馬援が、兄の子たちに書き送った手紙に見える言葉から。誠実で慎重な竜伯高をまねて及ばなくても、身をつつしむ人にはなれるとし、それを世に言う「白鳥を刻んで仕損じても、なおあひるには似る」ことだと説いた。同じ手紙では、豪快な杜季良をまねて仕損じると軽はずみな人になると戒め、虎を描いて狗に類すの例えを引いている。 鵠は白鳥、鶩はあひるを指す。鶩は音で「ぼく」とも読む。この故事を漢字四字でまとめた刻鵠類鶩もある。 |
| 例文 | 先輩のていねいな仕事ぶりを見習い続ければ、同じとはいかなくても人に恥じない仕事はできる。鵠を刻して鶩に類すだ。 |
| 出典 | 『後漢書』馬援伝 |
| 異形 | 鵠を刻して鶩に類す(こくをこくしてぼくにるいす) |
| 場面 | 鳥 / 真似をする |
| 使用語彙 | 鶩 |
| 使用漢字 | 鵠 / 刻 / 鶩 / 類 |
「鵠」を含むことわざ
- 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
- 鴻鵠の志(こうこくのこころざし)
- 鵠を刻して鶩に類す(こくをこくしてあひるにるいす)
- 正鵠(せいこく)
- 正鵠を射る(せいこくをいる)
「刻」を含むことわざ
- 一刻を争う(いっこくをあらそう)
- 心に刻む(こころにきざむ)
- 春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)
- 舟に刻みて剣を求む(ふねにきざみてけんをもとむ)
- 骨に刻む(ほねにきざむ)
- 胸に刻む(むねにきざむ)
「鶩」を含むことわざ
- 鵠を刻して鶩に類す(こくをこくしてあひるにるいす)
