同じ流れを掬ぶ
ことわざ「同じ流れを掬ぶ」の意味・読み方を解説します。
同じ流れを掬ぶ
おなじながれをむすぶ
| 言葉 | 同じ流れを掬ぶ |
|---|---|
| 読み方 | おなじながれをむすぶ |
| 意味 | 日の浅い知り合いとのあいだにも、目に見えぬ縁がひそむというたとえ。
ひとつの川の水を手ですくって飲み合っただけの仲にも、めぐり合わせが働いていると見て言う。「掬ぶ」は、手を器のようにして水をすくい上げることをいう。仏教の書『説法明眼論』は、同じ木の下に身を寄せることや一つの川の水をくむことも、すべて前の世で結ばれた縁のあらわれだとしている。 人と人との縁を説く句には、ほかに「一樹の陰一河の流れも他生の縁」や「袖振り合うも他生の縁」がある。 |
| 例文 | 転校先で最初に声をかけてくれた子が、祖母と同じ町の生まれだったとは、まさに同じ流れを掬ぶ思いがした。 |
| 出典 | 『説法明眼論』 |
| 場面 | 運命 / 信仰 |
| 使用漢字 | 同 / 流 / 掬 |
「同」を含むことわざ
- 畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 落ちれば同じ谷川の水(おちればおなじたにがわのみず)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
- 同じ穴の貉(おなじあなのむじな)
- 同じ釜の飯を食う(おなじかまのめしをくう)
- 同じ羽の鳥は集まるものだ(おなじはねのとりはあつまるものだ)
- 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず)
- 形影相同じ(けいえいあいおなじ)
「流」を含むことわざ
- 足を万里の流れに濯う(あしをばんりのながれにあらう)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 汗を流す(あせをながす)
- 油を流したよう(あぶらをながしたよう)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
「掬」を含むことわざ
- 足を掬う(あしをすくう)
- 一掬の涙(いっきくのなみだ)
- 同じ流れを掬ぶ(おなじながれをむすぶ)
- 小股を掬う(こまたをすくう)
