思案に落ちぬ
ことわざ「思案に落ちぬ」の意味・読み方・異形などを解説します。
思案に落ちぬ
しあんにおちぬ
| 言葉 | 思案に落ちぬ |
|---|---|
| 読み方 | しあんにおちぬ |
| 意味 | いくら考えをめぐらせてみても、物事の筋道やわけがのみこめず、気持ちの上でどうしても納得できないでいること。
思案というのは、あれやこれやと頭を働かせて考え込むこと。言い回しの中にある「落ちる」は、考えがあるべき所へ収まる、すなわち心から分かるということで、「落ちぬ」はそれを打ち消した形。今の言い方なら「落ちない」となる。 国語辞典では「思案に落ちる」の形を見出しに掲げ、たいてい打ち消しの語とともに用いると記す。 腑に落ちないとは、意味がたいへん近い。一方、よい考えが出てこなくて困り果てるようすは、思案に余るや思案に暮れるで言い表す。 |
| 例文 | 町内会の決まりがなぜ急に変わったのか、祖父は思案に落ちぬ顔で何度も首をかしげていた。 |
| 異形 | 思案に落ちない(しあんにおちない) |
| 場面 | 考える / 不満 |
| 使用漢字 | 思 / 案 / 落 |
「思」を含むことわざ
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
- 安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
- 言うまいと思えど今朝の寒さかな(いうまいとおもえどけさのさむさかな)
「案」を含むことわざ
- 明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- 案じるより念じろ(あんじるよりねんじろ)
- 案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)
- 案に相違する(あんにそういする)
- 案の定(あんのじょう)
- 一計を案じる(いっけいをあんじる)
- 鎹思案(かすがいじあん)
