雪隠の火事
ことわざ「雪隠の火事」(せっちんのかじ)の意味・読み方を解説します。
雪隠の火事
せっちんのかじ
| 言葉 | 雪隠の火事 |
|---|---|
| 読み方 | せっちんのかじ |
| 意味 | 先のことなど知るものか、と何もかも投げ出す気持ちをいう言葉。「やけくそ」をふざけて言いかえた、しゃれである。
雪隠(せっちん)は便所の古い呼び名。昔の便所には糞がたまっているから、そこが火事になれば糞まで焼ける。この「焼ける糞」を「やけくそ」に掛けたのである。 「やけくそ」は、願いどおりに事が運ばず投げやりになる「やけ」を強めた語で、「焼糞」とも書く。その「やけ」をおどけて口にする句に、やけのやん八がある。 |
| 例文 | 試験勉強を一切してこなかった兄は、雪隠の火事とばかりに、解答用紙を全部同じ記号で埋めて席を立った。 |
| 場面 | 理性を失う / 言葉遊び |
| 使用漢字 | 雪 / 隠 / 火 / 事 |
「雪」を含むことわざ
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 詠雪の才(えいせつのさい)
- 枝の雪(えだのゆき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 会稽の恥を雪ぐ(かいけいのはじをすすぐ)
- 考えは雪隠(かんがえはせっちん)
- 蛍雪(けいせつ)
- 蛍雪の功(けいせつのこう)
- 紅炉上一点の雪(こうろじょういってんのゆき)
- 香炉峰の雪は簾をかかげて見る(こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる)
「隠」を含むことわざ
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 隠逸花(いんいつか)
- 隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
- 柿を盗んで核を隠さず(かきをぬすんでさねをかくさず)
- 隠すより現る(かくすよりあらわる)
- 隠れたるより現るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)
- 隠れての信は顕われての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 隠れ蓑にする(かくれみのにする)
「火」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 悪業の猛火(あくごうのみょうか)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 頭から火が付く(あたまからひがつく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 家鴨の火事見舞い(あひるのかじみまい)
- 油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
