「物事の始まり」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 71 件
「物事の始まり」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全71件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
衣、新を経ずんば何に由りて故ならん(い、しんをへずんばなにによりてこならん)
どんな品にも、おろしたての時期は必ずある。 新しい衣に袖を通さずにいて、どうして古びた衣になろうか、の意。
礎を築く(いしずえをきずく)
物事の基礎となる大事なものを作り上げる。 「礎」は、もとは「石据え」で、家屋などの柱の下に据える土台石のこと。
一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)
一日の計画は朝のうちに立てるべきであるということ。何事も最初が肝心であるというたとえ。
一年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)
一年の計画は元旦に立てるべきであるということ。何事も最初が肝心であるというたとえ。
一歩を踏み出す(いっぽをふみだす)
(目的や目標に向けて)新しいことを始める。着手する。
いの一番(いのいちばん)
真っ先。一番目。 「い」は「いろは」の一番目の文字であることから。
産声を上げる(うぶごえをあげる)
赤ん坊が生まれたときに初めて声を出すこと。 転じて、物事が新たに誕生すること。
隗より始めよ(かいよりはじめよ)
大きな事業を行う時には、まず手近なところから始めよということ。また事を始めるときには、まず言い出した者から実行すべきであるということ。 中国の戦国時代、燕の昭王から賢者の集め方を問われた郭隗が「まず凡人の私を優遇してみて下さい。そうすれば私よりすぐれた人物が自然と集まってくるでしょう」と答えたという故事から。 「先ず隗より始めよ」ともいう。
皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
なんでも最初は苦しいものだというたとえ。一番初めにすえる灸が、ひどく熱いと感じられることから。
起爆剤になる(きばくざいになる)
ちょっとした事が、重大な事件や運動を引き起こすきっかけとなること。
橋頭堡(きょうとうほ)
事に着手する時の足がかり・拠点。本来は、橋を守るために橋のたもとに構築した陣地や、川・湖・海を渡った敵地につくる上陸拠点のこと。もとの読みは「きょうとうほう」。
口火を切る(くちびをきる)
人々の先頭を切って物事を始めること。きっかけをつくること。
口を切る(くちをきる)
瓶などの容器の封を開けること。 また、大勢のなかで最初に発言すること。
権輿(けんよ)
ものごとの始まり、発端。「権」は重り、「輿」は荷台の意で、秤を作るときは重りから、車は荷台から作り始めることから。
稿を起こす(こうをおこす)
原稿などを書きはじめること。起稿すること。
こけら落とし(こけらおとし)
劇場や映画館、競技場などの新築や改築を祝って行う最初の興行のこと。「こけら」は、材木の削りくずのことで、新築や改築の最後の仕上げに、それを払い落としたことから。
呱呱の声を上げる(ここのこえをあげる)
赤ん坊が生まれること。 また、物事が新たに誕生すること。 「呱呱」は、赤ん坊の泣き声。
事を起こす(ことをおこす)
新たに活動や事業を始めたりすること。 また、不祥事を起こすこと。
コロンブスの卵(ころんぶすのたまご)
あとから見れば何でもないことでも、誰も気づかないうちにやってのけるのは容易でないということ。 新大陸の発見など大したことではないと言われたコロンブスが、では卵を立ててみよと座の者にうながし、誰の手にも余ったところで、卵の尻を軽くつぶして食卓に据えてみせたという。
賽は投げられた(さいはなげられた)
もう手は放たれ、目は転がりだしている。あとは出た目のままに運ぶしかなく、途中で拾い上げる術は残っていない。
初心に返る(しょしんにかえる)
物事を始めようとした時の気持ちを思い出し、その気持ちをもって物事に取り組むこと。
初心忘るべからず(しょしんわするべからず)
ものごとを始めた時の謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないということ。
新紀元を画する(しんきげんをかくする)
そこを境に前と後とがはっきり分かれるほどの節目をつくる。 一つの出来事が、以後の道筋をそっくり書き換える。
新紀元を開く(しんきげんをひらく)
誰も踏み込まなかった領域に道をつけ、後に続く者の場を用意する。 成し遂げた側の働きに重きを置いていう。
新規蒔き直し(しんきまきなおし)
初めからやり直すこと。
序破急(じょはきゅう)
物事の始めと中と終わりのこと。また、緩急の変化のこと。舞楽や能楽などを構成する三区分の名称から。
スタートを切る(すたーとをきる)
走り始めること。出発すること。 または、新たに物事を始めること。
先覚者(せんかくしゃ)
いち早く物事の道理や重要性に気付き、実践する人。草分け。
先頭を切る(せんとうをきる)
誰よりも先に始めること。
先鞭を着ける(せんべんをつける)
他の人より先に着手すること。一番に馬に鞭を入れるということから。
千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
大きな目標・目的を達成するためには、身近なことからこつこつと努力を積み重ねていくことが大切であるということ。 千里の道のりも踏み出した一歩から始まるとの意から。 「千里の行も足下より始まる」ともいう。
そもそもから着きにけりまで(そもそもからつきにけりまで)
物事の頭から終いまで、残らず全部ということ。多くの謡曲が「そもそもこれは」と語り出し、「着きにけり」で結ばれるところから。
種を蒔く(たねをまく)
何かを引き起こしたり広めたりする原因をつくることのたとえ。
端を発する(たんをはっする)
そのことがきっかけとなり、物事が始まる。
端を開く(たんをひらく)
新たに物事が始まるきっかけをつくる。
血祭りに上げる(ちまつりにあげる)
戦いの手始めに敵方の捕虜やスパイを殺して士気を上げること。 また、威勢よく最初の相手を打ち負かして、味方を奮い立たせること。 「血祭り」は、古代中国で出陣の際に、いけにえの血を捧げて軍神を祭ったことに由来する。
緒に就く(ちょにつく)
物事を実際に始めること。または、その物事が順調に進行するようになること。 「緒」は「しょ」とも読む。
沈黙を破る(ちんもくをやぶる)
今まで黙っていた人が喋り始めること。 また、一時的に活動を停止していたものが、再び活動し始めること。
手を染める(てをそめる)
ある物事を新しく始めること。
手を付ける(てをつける)
ある物事を始めること。着手すること。 または、あるものを使い始めること。特に他人の金銭をいう。 また、立場が下の女性と肉体関係をもつこと。
出端を挫く(でばなをくじく)
物事をし始めたばかりのところを妨害して、中断させたり意欲をなくさせたりすること。 「出端」は「出鼻」とも書き、「ではな」ともいう。 「出端を折る」ともいう。
トップを切る(とっぷをきる)
競争などで一番前を走ること。 または、順位が一位になること。 また、真っ先にある物事を始めること。
狼煙を上げる(のろしをあげる)
目立つ行動を起こし、これから大きな動きが始まることを世に示すこと。 また、物事を進めるための合図として、先駆けとなる行動を起こすこと。 昔、戦いや急報の知らせとして火や煙を上げた「狼煙」に由来する語。 「狼煙」は「烽火」とも書く。
白紙に戻す(はくしにもどす)
いったん決まった事柄や、進めていた計画・約束などをすべて取り消し、最初の状態からやり直すこと。 文字や記録が何も書かれていない白い紙の状態に戻す意から。 「白紙に返す」ともいう。
始めが大事(はじめがだいじ)
入り口でどう構えたかは、その先の運びの隅々まで尾を引く。 腰を据えて臨むべきはひと手目だ、という言い分。
始めに二度なし(はじめににどなし)
物事の始まりの機会は一度きりで、同じ条件でやり直すことはできないということ。 最初の一歩や初動を大切にし、油断せずに取り組むべきであるという戒め。
始め半分(はじめはんぶん)
何事も最初が肝心で、始めがうまくいけば事の半分は終わったようなものだから、慎重に始めよという戒め。
始めよければ終わりよし(はじめよければおわりよし)
出だしさえ形になれば、あとは手が勝手に進む。 取りかかりの首尾がそのまま締めくくりまで届くという、西洋から渡ってきた言い回し。
旗を揚げる(はたをあげる)
新たに事業などを始めたり、独立して新しく事を起こしたりすること。昔、合戦を始める際に目印として旗を掲げたことから。
火が付く(ひがつく)
わずかな出来事から争いや熱意が一気に広がり、手のつけられない勢いになること。
引き金になる(ひきがねになる)
ある物事が起こる直接の原因になること。 「引き金」は銃などで弾丸を発射するための金具。
一旗揚げる(ひとはたあげる)
新たに事業などを起こすたとえ。
火の手が上がる(ひのてがあがる)
抗議や闘争などが勢いよく始まること。または、火事になること。
火蓋を切る(ひぶたをきる)
戦闘・試合などを開始するたとえ。「火蓋」は火縄銃の火皿を覆う蓋のことで、これを開けて点火することから。
火を付ける(ひをつける)
物に点火すること。または、事件や議論などの原因を作ること。
鼻祖(びそ)
物事を最初に始めた人のこと。元祖。中国で、胎内ではまず鼻から形作られるとされていたことから。
蓋を開ける(ふたをあける)
物事を始めること。 または、物事の状況や結果などを確認すること。
筆を起こす(ふでをおこす)
文章を書き始めること。
筆を染める(ふでをそめる)
文章などを書き始めること。 筆に墨などを含ませるという意味から。
振り出しに戻る(ふりだしにもどる)
始めの状態に戻ること。
砲火を交える(ほうかをまじえる)
戦闘を始めること。
幕が開く(まくがあく)
ものごとが始まること。催しものが始まること。幕が開き芝居が始まること。
枕を振る(まくらをふる)
落語で、本題に入る前に、観客の関心を引いたり、場を和ませたりするために短い話をすること。
店を張る(みせをはる)
自分の店を出店して商売をはじめること。
道を付ける(みちをつける)
あとに続く人のために、先立って糸口をつくること。
物には始めあり終わりあり(ものにははじめありおわりあり)
何事にも必ず始めと終わりがあるから、先にすべき事とあとでする事を正しく見分けなければならないということ。
門戸を成す(もんこをなす)
一家を興すたとえ。また、一派をつくるたとえ。 「門戸を張る」「門戸を構える」ともいう。
指を染める(ゆびをそめる)
物事に着手すること。
揺籃の地(ようらんのち)
出生地。また、物事の発展の基礎を築いた土地。 「揺籃」は、ゆりかごのこと。
俑を作る(ようをつくる)
よくないことを始めること。悪い前例を作ること。 「俑」は、死者とともに埋葬するための人形。 俑を一緒に埋めることが殉死という悪習を生んだとして、孔子がこれを憎んだという故事から。
呼び水になる(よびみずになる)
物事を引き起こすきっかけとなること。
