「交」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 36 件
「交」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
交喙の嘴(いすかのはし)
物事が食い違って思いどおりにならないことのたとえ。 「交喙」は鳥の名で嘴が上下食い違っていることから。
一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
命が危うくなるような目にあったり、羽振りがよくなったり悪くなったりと、身の上が大きく変わったときに、まわりの人がどう接してくるかで、その人たちの付き合いの気持ちが本物かうわべだけかが見てとれる、ということ。 「交情」は、付き合っている相手に寄せる親しい心のこと。「一生」の部分を「いっしょう」と読む言い方もある。 『史記』汲鄭列伝の末尾で、司馬遷が感想として記した話にもとづく。前漢の翟公が罪人を裁く役所の長だったころは、客が門の前に押し寄せたのに、その職を失うと門の外で雀を網で捕れるほど訪ねる者がぱったりと途絶えた。やがて元の職に返り咲くと、人々がまた訪ねて来そうになったので、翟公はこの句から始まる三つの句を門に書いて掲げた。 同じ話からは「[[門前雀羅を張る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2295.php]]」という言葉も生まれた。三つの句のうち二つ目(貧しさと豊かさの間で付き合いの姿が見えるという句)からできた四字熟語に「[[一貧一富*https://yoji.jitenon.jp/yojig/3396.html]]」がある。
一戦を交える(いっせんをまじえる)
ひと勝負する。一度たたかう。
烏集の交わり(うしゅうのまじわり)
その場の損得だけで寄り集まった、信を置けない付き合い。 「烏集」は烏の集まりの意で、群れても互いに心を許さないところからいう。
海老の鯛交じり(えびのたいまじり)
力も値打ちも劣るものが、格の高いものたちの集まりにまぎれている姿をたとえて言う。知恵の回らない者が賢い人々に立ち交じっている様子も、この言葉で表す。 小さくて値打ちの低いものの代表とされたエビが、魚の中でも上等とされるタイの群れに入り込んでいる姿から。 小魚と大きな魚に置きかえた[[雑魚の魚交じり*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1954.php]]も、ほとんど同じことを表している。
上に交わりて諂わず、下に交わりて驕らず(かみにまじわりてへつらわず、しもにまじわりておごらず)
自分より立場が上の人と付き合うときもご機嫌取りをせず、立場が下の人と付き合うときもえらそうにしないこと。地位の高い低いで人への接し方を変えない態度をいう。 中国の揚雄が書いた『法言』にある言葉で、もとの文では、このあとに「そういう人ならば物事を成しとげられる」という内容の一節が続く。 「諂う」は好かれたくて相手にこびること、「驕る」は思い上がって人を見下すこと。
干戈を交える(かんかをまじえる)
争うこと。また、戦争をすること。 「干戈」は、干(たて)と戈(ほこ)で武器の意から。
管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
お互いを理解して心から信じ合った友人付き合いのこと。中国、春秋時代の管仲と鮑叔という二人は若い時から仲が良く、終生変わらぬ友情を持ち続けたという故事から。
騎竹の交わり(きちくのまじわり)
子供のころからの親友や幼馴染のこと。 「竹馬」は一本の竹の棒を馬に見立てたもの。 幼いころから竹馬で駆け回って一緒に遊んだ友達という意味から。
旧交を温める(きゅうこうをあたためる)
長く会わずにいた友と再び行き来して、昔ながらの親しさをよみがえらせること。
金石の交わり(きんせきのまじわり)
堅い友情で結ばれた、変わらない交わりのこと。 「金石」は、金と石で、きわめて堅いことのたとえ。
君子の交わりは淡きこと水のごとし(くんしのまじわりはあわきことみずのごとし)
行き来は薄くとも、切れずに続くのが人物のできた者どうしの付き合いである。濃く甘い結びつきは、うまみが尽きた途端にほどけてしまう。
君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず(くんしはまじわりたゆともあくせいをいださず)
徳のある人は人と絶交することがあっても相手の悪口は決して言わないということ。
膠漆の交わり(こうしつのまじわり)
きわめて親しく堅い交わりのたとえ。 「膠漆」は、にかわとうるし。 にかわとうるしで塗り固めて離れられないような交わりとの意から。
口頭の交わり(こうとうのまじわり)
口先だけの交際。うわべだけの付き合い。
雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)
小物が大物の仲間入りをしていること、また身分・能力にふさわしくない地位に就くことのたとえ。 雑魚が大きな魚の中に入り混じっていることから。
市道の交わり(しどうのまじわり)
相手に勢いのあるうちだけ寄ってきて、傾けば離れていくような間柄。売り買いの駆け引きと変わらない付き合いをいう。
朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
人は交際する相手によって善にも悪にもなるというたとえ。 赤いものに触れると赤くなるように、人も周りの影響を受けるということ。
杵臼の交わり(しょきゅうのまじわり)
雇う側と雇われる側という隔たりを置かずに結ばれた交わり。後漢の公沙穆は学資に窮して呉祐の家で米つきに雇われたが、その学識を知った呉祐が対等の友として遇したという故事による。
爾汝の交わり(じじょのまじわり)
きわめて親密な交わりのたとえ。「爾汝」は、お前・貴様の意。相手をお前・貴様と遠慮なく呼び合うような親しい交際の意から。
水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
隔てを置かず深く通じ合った仲。蜀の劉備が、新参の諸葛孔明を厚く用いるのを古参の将が快く思わなかったとき、孔明を欠いた自分は水を失った魚だと答えたことに基づく。
体を交わす(たいをかわす)
相手の非難・追及などからうまく逃れること。体の向きを変えて衝突を避ける意から。 「交わす」は「躱す」とも書く。
断金の交わり(だんきんのまじわり)
深い友情で結ばれた親しい交わりのこと。金を断ち切るほどに堅い交際の意から。 「断金の契り」ともいう。
断琴の交わり(だんきんのまじわり)
相手だけが自分を分かってくれる、というほどの深い交友。伯牙は鍾子期を失うと、もはや聴く者はいないと弦を断ち切った。その二人の間柄をいう。
契りを交わす(ちぎりをかわす)
固い約束をする。特に夫婦になる約束をする。
塵に交わる(ちりにまじわる)
持っているものをことさら見せず、世の人と同じ高さに身を置いて付き合う。 救う側が形を落としてこの世に現れるという仏の説き方から出た言葉で、今は人の身の処し方にもいう。 「塵に同ず」とも。
白刃前に交われば流矢を顧みず(はくじんまえにまじわればりゅうしをかえりみず)
目の前で刀を交えて激しく戦うような切迫した状況では、どこから飛んでくるか分からない流れ矢などを気にしている余裕はないということ。 重大な事態や大きな難局に直面すると、些細な危険や小事を顧みていられないことのたとえ。
鼻歌交じり(はなうたまじり)
鼻歌を口ずさみながら、上機嫌で気軽に何かを行うさま。緊張や苦労を感じていない様子を含んでいうことが多い。
膝を交える(ひざをまじえる)
同じ席で親しく話すこと。親しく語り合うこと。
布衣の交わり(ふいのまじわり)
肩書きを脇へ置いてつき合うこと。役に就いていない者どうしの、飾らない間柄をさす。
